マンチェスター・シティ対リヴァプール!過去5試合の頂上決戦を振り返る。

プレミアリーグ
この記事は約3分で読めます。

2020/7/20— 4-0 マンC勝利

”シティらしさで燃え尽きリヴァポを圧倒”

この試合ではリヴァプールが優勝を決めていたこともあり、どこかトランジションの差が前半の途中から見られ始めた。リヴァプールはいつも通りシティのサイドバックの裏を狙いロングフィードを展開するがエリック・ガルシアの予想以上の読みの良さやビルドアップ能力に手を焼き、攻略ならず。シティは虎視眈々とリヴァプールの隙をつき、前半で3点を取り勝負をつけた。

前回対戦ではフィル・フォーデンエリック・ガルシアが絶好調で若手を大抜擢したペップに軍配が上がった。

 2019/11/11–3-1リヴァプール勝利

ペップの采配もゲームプラン通りにいかなった可能性が高い。シティのこの敗戦の1番の原因は攻撃の停滞だ。この日シティは4-3-3ではなく、4-2-3-1を使用。デ・ブライネをトップ下におき、攻撃時はアグエロと同じくらい高い位置を取らせる。ひょっとしてこの時はペップは保持率を捨て、カウンターにかけたのかもしれない。

しかしゲームプランはファビーニョの一発によって全て崩れてしまう。逆にボールを保持しなければいけない展開になり、トップ下はデブライネ一人のためシティ得意の2IHによるハーフスペースの効力が見られない。結果としてシティはリヴァプールの両翼両サイドバックの縦への速さ、ヘンダーソンの積極的な前進プレスの餌食になってしまった。

明らかにチーム力の差を見せつけられ完敗した試合ではリヴァプールの強さに恐怖を感じたシティファンも多いだろう。

2019/8/4 —1-1(pk5-4)シティ勝利  

“シティがシティらしさを捨てた日”

プレミア王者と2位の対戦はシティが支配率で下回ると言う珍しい現象が起きた。この試合ではペップの采配が功を奏した。ペップはリヴァプールの弱点は知っていた、「押し込んだときに崩すスカッドではない」と。ペップは前年の試合でチャンピオンズリーグでリヴァプールのカウンターの餌食になったこと、昨シーズンのリヴァプールを倒したときはカウンターでとどめを刺したと言う過去の分析からリヴァプールの強みを消し、シティがカウンターを狙うように、相手を自陣に引き込むようにビルドアップした。あらかた戦略はうまくいき、リヴァプールのカウンターを封殺し、ファイナルサードも粘り強く守り切った。

嬉しい誤算だったのはオタメンディが絶好調でサラーの突破を神がかりな一対一で止め、ワイナルドゥムがPKを外してくれたことだろう。

自分たちのスタイルを捨て勝ち切った試合は上に示した次のリヴァプール戦、またCLのレアルマドリード戦につながっていく。

最後に

ペップの采配はビッグマッチになればなるほどわかりません。どっちに転ぶかわからない、ギャンブル性もわくわくさせます。個人的にはリスクを恐れずいつものスタイルを保持してほしいな

タイトルとURLをコピーしました