【解説】ククレジャのプレースタイル、ポジション、久保くんと元同僚で仲良し、冨安を圧倒した?

プレミアリーグ
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今回は対アーセナル戦で冨安を圧倒し日本人を戦々恐々とさせたマルク・ククレジャのプレースタイル、ポジションについて徹底解説!さらには日本の至宝、久保建英との関係やラ・リーガでの活躍についても振り返る

基本情報

ポジション:左サイドの大外レーンならどこでも

所属:ブライトン

生年月日:1998年7月22日

市場価値:2000万ユーロ

20-21シーズンの成績:30試合3ゴール2アシスト

ヘタフェでの成績:86試合4ゴール8アシスト

プレースタイル

ククレジャを語る上で、、、

ラ・リーガの選手がプレミアリーグに上陸した時、大体の人が危惧するのは「この選手、プレミアリーグに適合できるのか?」だろう。プレミアに技巧派が多いとされるラ・リーガの選手がプレミアリーグの世界屈指のインテンシティに潰されることはよくあることだ。

しかしプレミアリーグファンの方々には変わりゆくラ・リーガの現状を知って欲しい。一つは最近プレミアリーグ並みの縦の速さとインテンシティを持ったクラブが多いこと。そして欧州のトレンドとともにラ・リーガにもプレミアに通用する快速サイドアタッカーが誕生しまくっていることだ。

ククレジャはその両方に当てはまる。ラ・リーガの暴力団」と当時揶揄されたヘタフェに所属していたこと。そしてプレースタイルが決してラリーガ独特の技巧派ではなくフィジカルを存分に生かしたタイプであることだ。

ラリーガ側でククレジャを見守ってきた身からすると、「プレミアに合わないはずがない」と満場一致で答えるだろう。

豊富な運動量と高次元のフィジカル

ククレジャの最大の魅力は運動量とその強度の高さだ。ウイングバックとサイドバック両方に対応している守備型の選手だけあって、サイドのアップダウンはダイナミックかつ高速。脚もかなりのものでプレミアリーグの中でもトップスピードは速い方だろう。

タックルは強烈であるが、組織的にアタックもできる。ラリーガの守備戦術の高さの恩恵を受け、ブライトンでも難なくフィット。

足元はお世辞にもラリーガではある方とは言えないし、多分プレミアリーグでもある方の部類には属さないだろう。しかし彼の思い切りのある縦突破や荒削りなクロスはプレミアリーグでも十分通用するレベル。先発としてもジョーカーとしても非常に計算の立つ選手だ。

対アーセナルでは冨安とマッチアップ。ラ・リーガ出身とは思えないほどの強度とデュエルの強さで空中戦、地上戦ともに圧倒した。

バルセロナユースの出身で久保と仲良し

ククレジャはゴリゴリなプレースタイルとは裏腹に実はバルセロナの下部組織カンテラ出身。もちろん久保建英と同様にカンテラで長い時間を過ごし、ヘタフェで久保と再開した際には仲の良さを披露した。

東京オリンピック前の親善試合での日本対スペイン戦ではピッチへと続くトンネルで久保とククレジャとエリック・ガルシアのバルセロナのカンテラ組で楽しそうに談笑していた。

久保が怪我した際にはインスタにコメントを寄せていた

ちなみに18-19シーズンにはレアルマドリードでは天上天下天下無双の大暴れっぷりを見せエイバルの大勝に貢献。当時はまだバルセロナに保有権を残していたため、多くのマドリディスタを恐怖させたに違いないだろう。

当時は左サイドバックよりも4-4-2の左サイドハーフを担うことが多く、猛烈な追い上げで大外レーンを駆け上がってはクロスを上げまくっていた。

なかなか厄介な選手なのでしばらくはプレミアリーグで頑張ってもらいたい。

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