マンチェスター・CのCB陣を解説!ルベン・ディアスetc

プレミアリーグ

マンチェスターシティのCB陣はペップの理想とするポゼッションサッカーに合わせた超攻撃型のDFが揃っている。そんな豪華なマンチェスター・シティのCB陣をおさらいしていこう。

ルベン・ディアス

ポルトガル代表

生年月日:1997年5月14日

市場価値:6000万€

今シーズンのリーグ戦成績:19試合0ゴール0アシスト12クリーンシート

今シーズンのマンチェスターシティの堅守はこの選手によるところが大きい。個人的にはまだまだ若いのでファンダイク並へ成長するのではないかと大きく期待。

彼の貢献度はDF能力はもちろん、シティにコンパニ退団以降欠けていたDFラインのリーダーシップをもたらした点であろう。ルベン・ディアスは90分間コーチングし続け、味方に多くアドバイスを送っているという。またポルトガル人であるが、英語が堪能でチームにも即フィット。選手としてもプロフェッショナルで睡眠、食事、トレーニング全てに真摯に取り組んでいるという。ペップも「ファンダイク効果」を発揮しているとルベン・ディアスがDFにもたらした影響を賞賛している。

ディフェンステクニックは非常に高く、強靭な上半身を巧みに生かしたタックルは秀逸。守備時も積極的に足を相手に絡め、勝負しに行くもしっかりとセオリーは守ってパスの選択肢も潰すなどとインテリジェンスも兼ね備えている。空中戦ももちろん強い。ベンフィカ時代、ポルトガル代表と足の速くないCBと組むことが多々あったのでカバーリング、危機察知能力も非常に高い。23歳にして完成されたCB。

個人的にはここまですごいCBとは思っていなかったので、「またシティは足元見られたな」と思ったら全然お得なほどのクオリティで驚いた。インタビュアーに連続クリーンシートについて尋ねられた際にも、「枠内シュートすら打たせたくない」とコメントするほど頼もしさが増すばかりだ。

ジョン・ストーンズ

イングランド代表

生年月日:1994年5月28日 

市場価値:2500万€

今シーズンのリーグ戦成績:12試合2ゴール0アシスト10クリーンシート

ここ2シーズンほど怪我に苦しみ評価を落としていたが現在は完全復活し、シティのCBの2番手としてルベンディアスの相方を務めている。

ストーンズはよりルベンディアスよりも攻撃的な選手だ。CBとして攻撃的というのは少し違和感があるかもしれないが、ストーンズのビルドアップの能力は非常に優れている。長短のパスを使い分け、ガンガン縦パスを入れる。不調の時はその縦パスが引っかかり致命的な場面を招くことが多かったが、今シーズンはその点でも非常に安定している。また右SBのカンセロはビルドアップ時に非常にトリッキーなポジションニングを取る。そのような右サイドの守備でビルドアップを促進しつつ、カウンターのリスクマネジメントを同時に行えているのはジョン・ストーンズの能力の高さを証明している。

またスライディングタックルや最後の最後のブロックなど印象的な場面も多い。18-19シーズンのリバプールとのリーグ優勝をかけた天王山ではゴールまで残り2cmのスーパーディフェンスを見せ、話題になった。意外にもシュートブロックも上手く、ギリギリのところで足を伸ばせる勝負師でもある(オタメンディほどの勝負師ではない)。

2年間もイングランド代表に呼ばれていなかったが、完全復活を遂げ、W杯以来のマグワイアとのCBコンビにイングランドの期待がかかる。

エイメリック・ラポルテ

フランス代表

生年月日:1994年5月27日

市場価値:6000万€

今シーズンのリーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト3クリーンシート

昨シーズン選手生命も脅かすような大きな怪我を経験。復帰してもまたすぐに怪我してしまうなどと不遇なシーズンを送った。昨季怪我でラポルテを失ったシティは序盤から失点を重ね勝ちきれない試合が続き、改めてラポルテの存在が重要であると考え直した矢先、ルベンディアス、ストーンズの復活により出場機会を減らしてしまった。ラポルテにとって正念場となっている。

ラポルテのロングフィード能力は全CBのなかでNo1ではないだろうか。ライナー性のサイドチェンジや、フライパスとロングパスにも多様性をもたらしている。左利きというCBでもレアな武器を持っているので、ペップにも重宝されていた。

性格は寡黙でかなりシャイらしくロッカールームでも打ち解けるのにかなり時間がかかるタイプのようだ。デシャン監督も長らくフランス代表にラポルテを呼ばなかった理由として彼のシャイな性格を挙げていた。今シーズンポジションを争うのはルベンディアスではなくストーンズだろう。

ナタン・アケ

オランダ代表

生年月日:1995年2月18日

市場価値:4000万€

今シーズンのリーグ戦成績:6試合1ゴール0アシスト2クリーンシート

今シーズンボーンマスから新加入した。実は何度もレンタル移籍とビッグクラブを交互に渡り歩いた苦労人。チェルシーに続いてのビッグクラブへの挑戦だ。

CBとしてはあまり上背はないが、粘り強い守備でその弱点をカバーしている。守備面のスタッツは昨シーズンはものすごく良く、タックル数、インターセプト数、ブロック数でストーンズを上回っていた。また脚もそこそこ早く、シティのスタイル上、警戒しなければならないカウンター対策のためにペップが補強したのだろう。守備面で懸念があるとすれば、やはり空中戦。アケの空中戦勝率は50〜55%と心許ない数字。アケより身長の低いフェルナンジーニョが60%弱の勝率なのでこの弱点をどうカバーするかだ。

またシティが狙うだけあってビルドアップ能力も非常に高い。パス成功率も86%、1試合のパス本数も平均43本とそこそこな数字だ。ロングボールもしっかり蹴れる選手なので、シティとの相性はバッチリ。身長は低いがセットプレーでも点は取れる。

今シーズン序盤、ハムストリングの怪我で離脱するとストーンズの調子も上がってきて完全にCBとしての序列を下げてしまった。左SBもジンチェンコとラポルテを併用する形で回しているの出場機会がなかなか増えずに厳しいシーズンを迎えている。

エリック・ガルシア

スペイン

生年月日:2001年1月9日

市場価値:2000万€

今シーズンの成績:3試合0ゴール0アシスト1クリーンシート

昨季リヴァプール戦でちょっと注目を浴びた久保と同年代のCB。リヴァプール戦では19歳ながら堂々としたプレーを見せた。バルセロナのカンテラ育ちだがシティの地でプロとしてデビュー。

身長は低いが、闘志あふれるプレーで戦い続ける応援したくなるプレーヤー。ビルドアップもまだ先輩CBのほどの域ではないにせよ、そつなくこなす伸びしろたっぷりの若手。

しかし、シティにとっては最近まで悩みの種であり、バルセロナへの復帰を熱望しシティのフロント陣を困らせた。ペップもエリックガルシアの残留には白旗を挙げ、来季にはシティ退団がほぼ確定となっている。

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