今回はトッテナムの新たな右サイドバックのエメルソン・ロイヤルのプレースタイルや特徴、彼のディフェンスについてサッカー大好き理系大学生が徹底的に解説いたします。さらには冨安との比較についてや彼女は誰なのか、そしてバルセロナの衝撃退団についてご紹介!
基本情報
所属:トッテナム
前所属:バルセロナ
ポジション:右サイドバック、右ウイングバック
ブラジル代表
生年月日:1999年1月14日
市場価値:2500万ユーロ
ベティスでの成績:79試合5ゴール10アシスト
プレースタイル
まずは攻撃面から
エメルソンは非常にダイナミックな選手だ。大柄な体型から想像できるようにサイドを激しくアップダウンすることができ、積極的にオーバーラップする。クロスの精度はあまり良くないものの、キック力が非常にあるため「何かが起こるボール」を放り込むことができる。
またラ・リーガでも屈指のビルドアップ能力を誇っていたベティスに在籍していたため、ビルドアップもそこそこ。そして内側、外側のランニングを使い分けて味方をサポートする能力も高い。
そしてドリブル能力であるが、意外と小技も多い。また抜きだとか裏街道での打開も可能だ。最も得意としているのは、コンパクトなエッジターンだ。クリスティアーノ・ロナウドほど切れ味抜群ではないが、小刀として使えるほど十分効果的な技だ。ただ技巧派かと言われるとそうではないので、足元よりもダイナミズムに注目してほしい選手だ。
守備面のスタッツは好調
トッテナムの失点数の多さや時折見せるエメルソンの軽い守備からのピンチなどから、エメルソンは守備があまりストロングポイントでないサイドバックに感じる人もいるかもしれない。しかし実はエメルソンはラリーガ時代攻撃面よりも守備面で優れたスタッツを残している。彼の本来の武器は上下動できるダイナミズムであるが、ラ・リーガ時代に記録した守備スタッツは超優秀。
以下のラ・リーガの20-21シーズンにおける若手DFの守備スタッツの一部をTotal Football Analysisがまとめたものを見てほしい。このグラフを見るとグラフ右上にエメルソンの名前がある。
このグラフにおいて縦軸はどれだけ守備的アクションを90分間の間に行うかの数値。横軸はデュエルだけでなく、クリアーやシュートブロック、インターセプト、デュエルなどの全ての守備アクションが90分間に成功するかを表した数値だ。ちなみに海外のデータではよく使われるがこれはpossession adjustedが適応されている。つまりポゼッションによって守備の時間に差が出るためそれを一様にならして計算したものだ。
エメルソンはこの数値においてトップを誇っている。ラ・リーガの若手においてエメルソンほど守備的アクションを起こしている選手はいないことからどれだけ有望な選手かどうか分かるだろう。

エメルソンはサイドバックにしては非常に恵まれた体格をしており空中戦も強いのが持ち味だ。
対人守備をアップデートできるか
エメルソンはベティス時代にラ・リーガの技巧派アタッカーと多く対戦している。多少贔屓目があるかもしれないが中堅層、下位層も含め破壊力うんぬんを抜きにしてラ・リーガのウイングはプレミアリーグよりもよりテクニカル。難しいボールもいとも簡単にトラップしてしまうし、技巧派ドリブラーが非常に多い。
エメルソンは彼らを相手に長らく対戦してきたので間合いの詰め方も非常に早く、相手に勝負させる前に長いリーチを生かして潰してしまう。ラ・リーガでマッチアップした選手の多くはフィジカルを利用しなくてもそれで解決できることが多かった。またプレミアリーグと比べて基本的に局面局面でスペースがあまりなく、一対一もそれほど大きなスペースない状態で行われることが多い。
しかしプレミアリーグにおいてはウイングの質が変わってくる。間合いを詰められても気にせず、フィジカルとスピードを使って抜き切るだけの能力を持った選手が非常に多い。エメルソンはまだプレミアリーグのオープンなスペースでの勝負に対応しきれておらず、CBとの間を抜かれたり、スピードで入れ替わられてしまうことがしばしば。
フィジカルをあまり使わずに一対一を止めてきたエメルソンだが、プレミアリーグではそうはいかない。ラ・リーガで培った間合いの詰め方をフィジカルギフテッドな相手にも上手に応用できるかがエメルソンがどれだけ活躍できるかのキーポイントになりそうだ。
冨安と比較されるが
エメルソン・ロイヤルはトッテナムが移籍最終日に補強した選手だ。本来このポジションでトッテナムがファーストターゲットにしていたの冨安とされており、実際にトッテナムは冨安が所属していたボローニャに数回オファーを出している。このオファーは全て金額面でボローニャと折り合いがつかなかったが、冨安もスパーズに移籍することを決心していたとか。
しかし冨安はトッテナムの最大のライバルクラブであるアーセナルに取られてしまったため、トッテナムは駆け込み寺のように最終日に3000万ユーロと当初、冨安補強のために用意していた資金を大幅に超える金額をはたいてエメルソンを獲得した。
エメルソンはラ・リーガでも有望株であるサイドバックであったがプレミアリーグでの適応にはやや苦しんだ。対して冨安はすぐにフィットし、アーセナルは無敗で好調。エメルソンの補強と対比させられていた。
エメルソンはウイングバックを務めることができているという事実から分かるように冨安よりもより攻撃的でダイナミズムを持った選手だ。より守備にウエイトを置いたプレースタイルであるのが冨安である。比較の対象になりやすいが同じサイドバックであっても持ちうる武器が違うことも考慮したいもの。
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