【レアル・マドリード退団後大ブレイク選手第一弾】テオ・エルナンデス

レアル・マドリード

レアルは世界有数のビッグクラブである。そこには将来有望な若手が集まってくるが、ここ最近は偉大なるレアル・マドリードの壁に阻まれる選手が多い。そしてジダン政権になっていこうその風潮は徐々に高まりを続けているようにも感じる。今回はそこでレアル退団後、大ブレイクした若手選手を泣く泣く紹介していこうと思う。そんな第一弾は現在、ミランで大活躍中のテオ・エルナンデスだ。

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基本情報

フランス代表

生年月日:1997年10月6日

ポジション:左サイドバック

現所属:ACミラン

市場価値:レアル加入時(2000万€)→レアル退団時(1500万€)→ACミラン現在(5000万€)

レアルでの成績:23試合0ゴール3アシスト

ミランでの成績:78試合12ゴール11アシスト

経歴

アトレティコマドリードのユースから彼のキャリアは始まった。彼はフランスの有望な左SBとして順調に成長。世代別のフランス代表にも選ばれ、大きく期待されアトレティコマドリードとプロ契約に至る。その後アラベスに移籍し彼のキャリアは大きく飛躍する。

アラベスに移籍後加入初シーズンからチームの主力に定着。最も印象的だったパフォーマンスはラ・リーガでのレアル・マドリード戦とバルセロナ戦だ。攻撃的なプレースタイルを存分に生かし、レアル・マドリード戦ではマッチアップしたダニーロを完膚なきまでに叩き潰した。バルセロナ戦でもロングカウンターで強烈なスプリントを披露。ジェラール・ピケには止められるはずもなく、両試合でパワフルな左足からアシストを記録。ここでついに銀河系軍団への扉を開けるのである。

テオ・エルナンデスの移籍は大きく話題に取り上げられた。テオ・エルナンデスの保有権はアトレティコ・マドリードが所有しており、禁断の移籍となってしまったからだ。

もしかしたらテオには兄であるリュカを越えたいという考えがあったのかもしれない。なぜなら当時アトレティコマドリードの控えではあるが、ディフェンスラインには兄であるリュカ・エルナンデスがいたからだ。しかしこの移籍以降、テオはレアルで試合出られず燻り、リュカはロシアW杯メンバー選出そして大活躍により、世界で最も有望な左SBとしての評価を得る。

まもなくしてテオはレアル・ソシエダに移籍するも、怪我も重なりレアルに戻れる活躍は見せられなかった。レアルマドリードはそんな彼に見切りをつけイタリアの古豪に売却してしまう。

そんな中、テオ・エルナンデスはイタリアサッカーに即フィット持ち前の攻撃力を活かしてサイドバックながら一時期はチームの得点源となる。いつしかテオ・エルナンデスはセリエAを代表とする左SBになり世界でもトップクラスの左SBへの評価を得る。今シーズンのミランの躍進は彼なしでは語れないだろう。

プレースタイル

彼の最大の特徴は攻撃力だ。タイミングの良いオーバーラップパワフルなドリブル、そして強烈なフィジカルと現代の技巧派SBとはかけ離れた存在だ。彼が攻撃に関われないとミランの攻撃は半減してしまうだろう。ラファエル・レオンとのわかっていても止められない超火力縦ラインはセリエA屈指の攻撃力だ。

パワフルなドリブルで一人でゴール前まで単身で突っ込んでいくシーンもしばしば見られる。しかし、そのドリブルには細かなテクニックはあまり散りばめられていない。しかし高い身体能力を生かした緩急と手を使ったブロッキングまた抜きを組み合わせてズンズンと前進する様は見ていて気持ちが良いものがある。その恵まれたフィジカルを生かしたキープ力も圧巻。ビルドアップで詰まってしまっても持ち味のキープ力でなんとか打開できてしまう。

ミランはあまりビルドアップを丁寧にデザインしている印象はなく、かなり各々のアドリブ力に任せている。その中で、常に左SBを不動のものとしてきたテオ・エルナンデスのビルドアップや危機管理能力は今も成長の一途を辿っている。相手の強烈なプレスはキープで引きつけ、空いた見方にパスや、ターゲットマンのイブラヒモビッチに大きく蹴り出すといった回避術も着実に身につけている。しかし、フェルラン・メンディと比べるとビルドアップ能力は劣るだろう。

彼の武器の一つはクロスだ。大味なクロスながら強烈かつシンプル。キックには自信が感じられる。

また素晴らしい快速の持ち主でもある。体が大きく、快速であるかれはまさにレアル・マドリードのフェルラン・メンディと重なるだろう。どちらがフランスを代表するフィジカルモンスターなのか気になるものである。

レアル・マドリード時代の評価

 レアル・マドリードに在籍していた頃の彼の立ち位置は完全なるマルセロの控えであった。当時のレアル・マドリードは今ほどソリッドな守備を形成していたわけでもなく、両サイドバックに求められていたのは高性能のクロスやビルドアップの巧みさだった。またどれだけ絶対エースのクリスティアーノ・ロナウドに御膳立てできるかも非常に重要だった。

 レアル・マドリードはラ・リーガにおいて相手陣まで押し込んで攻撃する時間が長い。その中ではテオ・エルナンデスの強みも発揮しづらいし、どこか彼にも消極的さが感じられた。アラベス時代に見せていたパワフルな持ち上がりは数回しか見せられず、マルセロの競争相手にはなれなかった。

 しかし、守備においてはある程度の評価は得ていたと思う。実際、彼が出る試合は格下相手が多かったがテオ・エルナンデスが直接的な失点を招いたりだとか、危険を招くば場面はあまりなかった。例え、高い位置でボールを取られてもテオなりの意地を見せ、フィジカルを生かした守備でまた奪い返すといった場面は多かった。

 期待はされていたが、出場する機会も与えられずレアル・マドリードは彼を放出してしまった。

レアル・マドリードでの入団セレモニー事件

テオ・エルナンデスが加入前から大きく注目を浴びたのは禁断の移籍だったからということだけではない。レアルマドリーでの入団セレモニーでは新規加入選手がリフティングを披露するがお決まり。そこで、銀河系軍団らしいテクニックを見せ期待を抱かせるのだが、テオエルナンデスが披露したのは単純なリフティングでそれも7回で失敗。驚きのテクニックのなさを見せた。

その後彼はインタビューで「僕の持ち味はテクニックではないんだ。」と釈明し、マドリディスタには笑いと不安を誘った。

終わりに

個人的にレアル在籍時、彼のプレーはマルセロと全く異なったものだったので個人的には好きな選手だったし、レアル・マドリードで成功する姿が見たかった。メンディを取るのであれば、どうにかしてテオ・エルナンデスが戻ってこれなかったのかと考えるマドリディスタは非常に多いだろう。今はただ、彼のイタリアでの成功とマドリーの門を再び叩いてくれることを心待ちにするばかりである。

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