【日本一分かり易い】ダニ・カルバハルのプレースタイル、成績、怪我はどうなの?

レアル・マドリード

今回はレアル・マドリードの右サイドバックを長らく勤めているスペイン代表のダニ・カルバハルについてマドリディスタがご紹介します!

基本情報・成績

ポジション:右サイドバック

所属:レアル・マドリード

スペイン代表

生年月日:1992年1月11日

市場価値:4000万ユーロ

今シーズンの成績:12試合0ゴール4アシスト

レアル・マドリードでの成績:291試合6ゴール50アシスト

プレースタイル

信頼と実績のハイスペックSB

カルバハルが長年レアル・マドリードの右サイドバックの座に君臨できているのは、総合値の高さだ。守備も超一流、攻撃も超一流、そしてメンタル面でも超一流だ。

守備に関してはもはや、職人のようだ。決してハードワークを怠らず、90分間上下のみならず左右にもピッチを駆け巡る。そしてスプリントの回数も非常に多い。カウンターの際には、多少遠くても全力でカルバハルはプレスバックする。最後の最後も体を張る。

カルバハルの素晴らしい点はカバーリングだ。カウンター時の判断には素晴らしいものがある。自らのポジションに相手選手が走り込んでいないことを確認し、全力でサポートにいく。下の場面がカルバハルの上で示した職人ぶりが分かるだろう。

https://laligaanalysis.com/analysis/player-analysis/daniel-carvajal-2019-20-scout-report-tactical-analysis-tacticsより抜粋

ちなみにカルバハルが守備にもたらす影響は大きく、今季カルバハルが出場した試合は無敗だ。そして12試合中6試合でクリーンシートを記録するなど、守備に関してカルバハルは素晴らしい貢献をしている。

高い攻撃性能

カルバハルのさらに評価される点は攻撃性能の高さだ。パスの能力の高さはもちろん、ビルドアップで詰まった時に本来得意とするドリブルで相手をいなすことができる。小回りの効いたターンも得意としており、深い位置でのボールキープもあまり恐れていないように感じる。またサイド際でビルドアップに詰まった際には、サイドライン際に沿ったフライパスで簡単に相手の裏を取る。ルーカス・バスケスとの巧みな連携はスペインらしさを醸す。

さらには後方からの持ち上がりも素晴らしい。緩急と絶妙なコースどりのドリブルでスルスルと相手を抜き去ってしまう。普通に足も速いのでまた抜きからの超加速で相手を置き去りにし、自らシュートを打ちに行くなどと現在のハキミのようなプレーを見せる。きっとハキミのドリブルもずっと追いかけてきた偉大な先輩のカルバハルに影響されてきていることだろう。

サイドバックとして重要なフィニッシュもカルバハルはもちろん兼ね備えている。クロスの精度は非常に高く、グラウンダーとフライどちらも高精度で送り込むことができる。マドリディスタにはマルセロとクリスティアーノ・ロナウドコンビが印象深いと思うが、個人的にはカルバハルとクリスティアーノ・ロナウドの絡んだフィニッシュも印象深い。ユベントス戦でのプスカッシュ級の美しいオーバーヘッドは、カルバハルの得意とするフワッとしたクロスからだ。他にもマドリディスタが雄叫びをあげたであろう決勝ユベントス戦でのカウンターからのロナウドのゴールもカルバハルのアシスト。

徐々に見られるプレースタイルの変化

カルバハルは歳を重ねるごとに気が利く兄貴肌の存在になってきているように感じる。昨季マンチェスター・シティに破れてから、徐々に偽サイドバック的なポジション取りをすることが多くなった気がする。内に絞ってなんなく偽サイドバックをこなせるのがカルバハルのクオリティの高さだろう。

ファイナルサードにおいても味方のために相手を引きつけたり、スペースを開けるランニングをここぞというタイミングでできる。下のエル・クラシコのハイライトの4:00あたりのヴィニシウスのゴールシーンを見て欲しい。実はこの場面、カルバハルが逆サイドからフリーランニングをし、ピケの視界に入ることでピケの判断に迷いを生じさせている。

これらのプレーがカルバハルの進化だ。若い頃は爆発的な突破力を生かしたドリブルで右サイドでのタッチライン際で主にプレーしていたが、現在のカルバハルのプレーするポジションは広くなった。ビルドアップ時にサイドだけでなく中央に入り込んだり、上の動画のような内への効果的なフリーランニングを見せる。オフ・ザ・ボールの点でカルバハルは自身のプレースタイルを大幅にアップデートしたのだ。

空中戦をどう対処するか

ここまでカルバハルがいかに優れた選手かを紹介してきたが、どんなに優れた選手にも弱点は存在するのが世の理だ。カルバハルの明確な弱点として挙げられるのが空中戦だ。カルバハルの身長は170cmと小柄なため、空中戦ではどうやっても勝てない相手が存在する。

チャンピオンズリーグのユベントス戦ではマンジュキッチを左サイドに起用してきたユベントスは、カルバハルとマンジュキッチの身長差を利用したミスマッチを誘発し、カルバハルに多くの空中戦を強いた。

結果、狙いは大当たり。ユベントスは同じパターンからマンジュキッチにクロスをあげ、もちろんカルバハルはマンジュキッチとの空中戦では勝てず、マンジュキッチに2失点を許してしまった。このようにカルバハルは大型サイドアタッカーをぶつけられると、苦手なプレーが存在する。大型サイドアタッカーと対峙する際は、空中戦においてはエキスパートであるヴァランやカゼミロのサポートは必要となるだろう。

悩まされ続ける怪我

カルバハルはここにきて非常に怪我による離脱が多くなってしまった。以下の図はカルバハルの今までのケガの歴史をまとめているものだ。

transfermarktより抜粋

今季は今までと比べて長期離脱が立て込んでいる。今シーズンは右足内側靭帯の損傷から始まり、右足大腿部の筋肉の負傷が連続した。そして復帰した試合でまたもや怪我を負ってしまった。カルバハルはよくハムストリングの怪我をするのだが、今回もまた再発してしまった形だ。

昨季は休みなく、過密日程の中、ほぼフル稼働させていたツケが回ってきたようにも個人的に感じる。

カルバハルのケガの歴史を見てもらったが、実はカルバハルは不運にもビッグマッチでの怪我が多い。最後にレアル・マドリードがチャンピオンズリーグの決勝に立ったリヴァプール戦、カルバハルが筋肉系の負傷により涙を流しながら負傷交代した場面を覚えている方は多いだろう。

しかしカルバハルがビッグマッチで怪我をしたのはこれだけではない。その2シーズン前のチャンピオンズリーグの決勝のアトレティコ・マドリード戦でも前半のうちに負傷交代でピッチを離れている。さらにはラ・リーガでのアトレティコ・マドリード戦でも負傷交代。一時期は「カルバハルはアトレティコに呪われている」と言われていたほどだ。

ピッチ上で魂剥き出しで戦う男には少しアンラッキーな出来事が多かった。

終わりに

カルバハルの契約期間は2022年の6月と残り1年になっています。ぜひ契約更新して欲しい選手の一人です。怪我が多いシーズンで苦しんでいますが、試合に出ればゴリゴリの活躍を見せてくれるのでカルバハルの復帰を首を長くして待ちましょう。

今回の負傷も出場して再びすぐに怪我してしまったものでしたからね。今度ピッチに立つときは万全の状態で戻ってきて欲しいものです。

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