ゴラッソメーカー!マリアーノ・ディアスのプレースタイル解説!移籍の噂なども!

レアル・マドリード
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今回はなぜかみんな期待しちゃうストライカーのマリアーノ・ディアスについて紹介!本当になぜかマドリディスタに愛されるこの選手を解剖しちゃうぜえ

基本情報・成績

ポジション:センターフォワード

所属:レアル・マドリード

ドミニカ共和国代表

生年月日:1993年8月1日

市場価値:1000万€

今シーズンの成績:15試合1ゴール0アシスト

レアル・マドリードでの成績:55試合11ゴール2アシスト

リヨンでの成績:48試合21ゴール6アシスト

どんなプレーをする?

優れたシュート技術

マリアーノはボックス内で勝負する選手で、ベンゼマとは全くタイプが違う。ベンゼマは攻撃全般に関わるが、マリアーノは主にフィニッシュのところで顔を出す。ポストプレーも上手いとは言えず、マリアーノはゴールへの嗅覚を武器にレアル・マドリード、リヨンで活躍した選手なのである。

レアル・マドリードのマリアーノしか見たことがないと言う方は意外にもマリアーノの得点パターンが多彩だと言うことを知らないかもしれない。ヘディングでのゴールやクロスに合わせるボックス内でのゴールはもちろんミドルシュートが非常に多い。リヨンでのゴールの多くは実はミドルシュートだ。相手の陣形が整う前にミドルシュートを叩き込む場面が多かった。レアル・マドリードでは基本的にセットしたチームをあいてにすることが多いので、マリアーノの良さが一つ消されてしまっているのが得点数が落ちてしまった要因であろう。

マリアーノのゴールはとにかくゴラッソが多い。足首が強いのであろう、ローマ戦で決めたコントロールカーブは綺麗に放物線を描きながらゴールに吸い込まれていった。思い返していると下部組織から所属していたレアル・マドリードのトップチームでのデビューゴールは若手とは思えない痛快なゴラッソであった。”ゴラッソは相手に絶望を与える”、彼はそんな言葉を体現している選手かもしれない。彼のレアル・マドリードでのキャリアの中で決めたゴールのほとんどはゴラッソだ。

マリアーノのゴールは下のリンクから

競り合いの強さ、賢さ

マリアーノはボックス内で強さを発揮する。狭い中でスペースを見つけ飛び込むことも非常に上手いし、怪我の危険もあるボールにマリアーノは恐れることなく飛び込んでいける。またドミニカ人として初めてレアルマドリードでプレーした青年は、中南米特有の身体能力を生かした空中戦も強い。脚のバネは世界のトッププレーヤーにも引けを取らない

マリアーノは実は賢いストライカーだ。元サッカー日本代表岩政氏は「海外の選手のフォワードは自らのフィジカルに自信を持っているので空中戦などの時、真っ正面からの対決をする選手がほとんどだ。」とfootball timeで語っていた。しかしマリアーノはスペースをあえて自分で残しておき、クロッサーに自分がどこにボールが欲しいかをしっかりと要求する選手だ。身長は182cmと長身のFWとは言えないため、マリアーノは欧州の高い壁に対抗する能力を磨いてきたと言える。

味方のクロスに飛び込む時も、最終的には相手の背後をとってフリーになっている。ストライカーの基本を毎プレー忠実に行えている証拠だ。

ボックス内での勝負やミドルシュートの得点力などを考慮してみると鹿島アントラーズに所属している上田綾世選手に似通っているところが多いかもしれない。

なぜこんなにも愛される?

マリアーノがレアル・マドリードのファンから愛される(少なくとも僕の周りは)の理由は複数あるだろう。それは貴重なレアル・マドリードの下部組織出身の出身であるからだ。マリアーノがいるにも関わらずヨビッチを獲得するというレアル・マドリードのフロントの判断にはマリアーノも悲しんだであろう。しかし、マリアーノはレアル・マドリードで活躍することを目標にヨビッチ、ベンゼマとのポジション争いを望んだ。

加えてマリアーノは勝っている場面残り数分で途中交代からの出場といった不遇の扱いを受け続けても、腐らずに必死にボールを追いかけ続ける。率先して前からプレスをかけに行き、ゴールまで狙おうとする。必死にプレスバックもする。そういった献身的なプレーをここ2シーズン続けていることがマドリディスタから愛される証拠であろう。

またマリアーノはレアル・マドリードに買い戻された時も、いきなりロナウドがつけていたエース番号である7番を背負うこととなり、大きなプレッシャーを受けることを望んだ。「偉大な背番号に見合う活躍ができていない」と批判されることもたびたび。ベンゼマと並んでロナウド離脱後のレアル・マドリードの不安要素としてスケープゴートにされてしまったのだ。それにも関わらず、アザールに快く背番号を譲るなどといいやつ感が溢れ出ている。

そしておそらく最大の理由がマリアーノが宿敵バルセロナ相手にダメ押し弾を決めたことであろう。ラ・リーガの優勝争いをかけた大事な一戦で、セオリーを無視したアイデアで相手を突破し、途中出場からわずか52秒で値千金のゴールを決めたのだ。その時マリアーノが涙を堪え目を赤くしたシーンに涙したマドリディスタも多いだろう。そんな感動的な一幕もあってマドリディスタに多く愛されている。

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移籍の噂は?

マリアーノのキャリアは今停滞期の中にある。何度も放出の噂が上がり、金が理由でクラブを出たがらないといった噂がマリアーノには非常に多い。マリアーノが対談しないのは、個人的にはもちろんお金だけが理由ではないと思う。ジダンはマリアーノが下部組織時代にお世話になった恩師であるというのも残り続ける要因であろう。

昨シーズンはベンフィカとのレンタル移籍で合意しかけたが、年俸面で折り合いがつかず移籍が成立しなかったようだ。マリアーノは年俸400万€を500万€に引き上げることを要求したがベンフィカと折り合いがつかず、SDルイ・コスタは新ターゲットとして当時アルメリアに所属していたウルグアイ人のDarwin Núñesを新ターゲットにした。(結果的にこれが功を奏し、市場価値は10倍まで跳ね上がった)レアル・マドリードというビッグクラブから出場機会を求めてクラブをさるときは年俸面の交渉が非常に難しいことが再認識させれる。

代理人の裏話であるが実はレアル・マドリードにマリアーノは買い戻される前に、セビージャとほぼ合意していた。しかし、ロナウドの後釜が夏の移籍市場では簡単に手に入れることができなかったために手頃でリヨンで当時活躍していたマリアーノが買い戻しオプションを行使されてレアル・マドリードに復帰することとなってしまった。マリアーノ自身もセビージャのプロジェクトにかなり満足していたようで、現在の結果を見ると、この時がマリアーノのターニングポイントであったのかと思われる。

現時点ではマリアーノの移籍の噂が立っておらず、シーズン終了後どこに行くかは全く読めない。レアル・マドリードは本腰を入れてハーランド獲得に動いているのでマリアーノは本当に居場所を失うだろう。彼の年俸での折り合いさえつけばといった問題なのかも、、、

終わりに

なーんか僕、マリアーノ好きなんですよね。結構熱が入った記事になってしまいました、とほほ。とはいえリヨンで遺憾無く最高のパフォーマンスを発揮していたのは事実なので、中堅どころに移籍すればそれなりにクオリティを発揮できると思います。マリアーノはリヨンでデパイとフェキルとともに欧州屈指の攻撃力を発揮していた頃が懐かしく、あの時のワクワク感が忘れられないです。

あとおそらくマドリディスタの心には残っている選手だと思います。あの時のクラシコでのゴールは印象的すぎます。確かラ・リーガでバルセロナを撃破したのが2015年以来とかそーいった感じだったので本当に印象深いですよね、ほなほな

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