イングランドの将来は明るい〜確固たるスタイル・戦術と若手の台頭〜

イルッチョ語り

ユーロ2020の決勝は惜しくもイタリア代表に負けてしまったがイングランド国内では落胆の声よりも称賛の声の方が大きいようだ。サウスゲート体制イングランドのここまでの旅路と若手の台頭について少し「濃いめ」に解説していく、、

サウスゲートのイングランドを振り返ろう

サウスゲート率いるイングランド代表はよくも悪くも非常に現実的だ。

ロシアW杯では練習から入念な準備を重ね、セットプレーに磨きをかけた。サウスゲートがアメリカで観戦したNBAを参考にセットプレーをチームの攻撃の軸の一つにするというアイデアを得たのも有名な話だ。わざわざ専門のコーチを招聘して準備を重ねたセットプレーは火を吹き、大会11ゴール中8ゴールがセットプレーからと作戦は見事成功を収めた。

W杯では3バックを採用。こちらも非常に安定した守備を見せ、堅実に試合をこなしていった。ピックフォードを中心とした守備陣の奮闘ぶりもイングランドの躍進の鍵だろう。

55年前の優勝に次ぐ好成績を収めたロシアW杯の経験を積み、イングランド代表はユーロ2020に望む。イングランド代表が大きく変わったのはタレントの充実ぶりとトランジション。ヨーロッパNo1のタレント集団はもはやイングランドに移ったと言っても過言ではないほど、今大会のイングランド代表は豪華だった。(これでもさらにアーノルドやジョー・ゴメスの不在、ヘンダーソンの怪我明けまもない状況も踏まえるとどれだけ豪華がわかる)

そしてトランジションについてだが、これはリーグの特性が大きく関わる。現在のプレミアリーグは世界を代表する戦術家の巣窟となっている。元来バックパスすら嫌うサッカー文化の中で、高度な戦術下に置かれる選手たちはトランジションの速さが求められる。そこに奇人ビエルサ率いるリーズ・ユナイテッドも殴り込んできたので、歴史に類を見ないトランジションの速さを見せるリーグへと変貌している。

リーグレベルでのトランジションの速度の上昇が代表チームにもしっかりと生かされている。イングランド代表チームはトリッピアー、サンチョ、ベリンガムを除いて全員がプレミアリーグで構成されている。今大会のイングランド代表はヨーロッパ一のトランジションの速さを見せた。これからもこのトランジションの速さはイングランドの武器になり続けるだろう。

選手のタレントと献身性が見込めるこれからのイングランド代表。残るピースは国を表すような確固たるスタイルの確立と戦術の融合だ。

スペイン代表では細かなパスワークを繋ぐティキタカ、イタリアであれば堅牢な守備のカテナチオが時代を超えて育まれてきたスタイルだ。しかし今大会この2チーム従来のスタイルに変化を加えてきている。詳しくは以下のリンクをから解説記事を参照してほしい

というわけでイングランドがこれから求められるのは自身のスタイルに新たな風を取り入れることだ。彼らのスタイルは世界最高のトランジションとインテンシティ。何にでも応用の効くこの武器をどう活かすかでこれからのイングランドの国際大会の成績が変わっていくだろう。

イングランド代表エース候補生

フィル・フォーデン

所属:マンチェスターシティ

生年月日:2000年5月28日

今大会初戦のクロアチア戦であのシュートがポストにはじかれていなかったらユーロ2020は彼の大会になっていたかもしれない。マンチェスターシティのアカデミー発足以来、史上最高の逸材呼び声高い天才アタッカーだ。

ウイングに加え、インサイドハーフも高水準でこなすことができる。プレースタイルを表すとなると非常にまとめるのが難しい選手の一人だ。高いサッカーIQと世界最高レベルのテクニックを有しており、すでにマンチェスターシティの中心になりつつある。

イングランド代表のユースカテゴリーの黄金世代の中でもさらにぶっちぎりのエースだった。決勝ではベンチ外と悔しい思いをしたが、まだまだ伸び代を残した末恐ろしい存在。

ブカヨ・サカ

所属:アーセナル

生年月日:2001年9月5日

イングランド代表におけるユーロ決勝トーナメント出場の最年少記録を更新したアーセナルの至宝。

爆発的なスピードと柔らかいタッチ、チャンスクリエイト能力の高さに定評のあるサイドアタッカー。若くしてアーセナルの攻撃を引っ張っている。ユーロ準決勝のデンマーク戦でもオウンゴールを誘発し、チームの勝利に貢献した。

19歳にしてユーロ決勝の5人目のPKキッカーを務めたが、シュートはドンナルンマに止められてしまった。ピッチで流した涙を昇華できるか、3年後のユーロで雪辱を果たせるのか大きな期待がかかる。

メイソン・グリーンウッド

所属:マンチェスターユナイテッド

生年月日:2001年10月1日

マンチェスターシティの至宝がフォーデンならば、お隣の赤い悪魔の至宝はメイソン・グリーンウッドに違いない。デビューシーズンから15ゴールを叩き出し、クラブのレジェンドのルーニーデビュー記録に並んだ待望のユース上がり。

クリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせるシザース、しなやかな足の振りから放たれる高精度かつ強力なシュートを武器としている。今大会のユーロは怪我もあって招集外となってしまったが来年のW杯、3年後のユーロ2024での活躍を心待ちしているサポーターも多いだろう。

終わりに

イングランドはこれからも応援してます

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