【解説】アセンシオのプレースタイルや成績、不調の原因などについてマドリディスタが解説!

レアル・マドリード
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基本情報・成績

ポジション:両ウイング

生年月日:1996年1月21日

所属:レアル・マドリード

市場価値:3500万€

レアル・マドリードでの成績:178試合33ゴール22アシスト

スペイン代表での成績:26試合1ゴール

今シーズンの成績:33試合10ゴール1アシスト

プレースタイル

推進力とアイデアのドリブル

アセンシオの武器といえば推進力だ。スピードに乗っても技術が落ちないため、トップスピードの中でも体を相手をボールの間にうまくボールを入れたり、体の状態、味方のサポート状況を利用して突破してしまう。スピードもそこそこあるので、相手もファウル覚悟のタックルが必要だ。現在はアンス・ファティやアダマ・トラオレなどのスピードとテクニックをもったドリブラーがいたが、少し前まではスペイン代表でも稀有なトップスピードでの突破力を持った選手だ。

さらにアセンシオが優れている点は創造性、つまり豊かなアイデアだ。パスコース、シュートコースがなければ、ボールを動かしたり、少し貯めることで相手の股を抜く。マルセロのプレーにも似たルーレットしながらのパスも見事だ。味方のシュートをヒールにうまく当ててそらしたゴラッソ未遂など、見たことのないプレーを生み出してしまう。底無しのアイデア性を持った才能の塊がアセンシオだ。

神の左足

アセンシオの魅力といえば左足のキックだ。止まっている状態でのキック、動きながらのキックどちらも高精度だ。アセンシオのキックはミート力の高さと膝の下のフリの速さから成せる技だ。

アセンシオのミート力の高さはダイレクトシュートにも生かされていて、メンディやマルセロの高速クロスにも上手に面を作って正確なコースに打ち分けることが可能だ。さらには芯を捉えているので無回転気味のシュートを狙って打てる。なのでアセンシオのゴラッソは無回転で落ちるようなボールが多い。

フリーキックも回転が少なめだが、鋭く曲がるor落ちる球種が多い。スペイン代表ではセットプレーのフリーキックも任されていたほどの精度だ。クロスももちろん上手く、体勢を崩しながらでも大外に綺麗な回転のかかったボールを持っていける。最近はあまりみないが、地を這うような高速クロスも魅力的。

最近では東京オリンピックでの日本代表との準決勝でのゴールが印象的だろう。この試合アセンシオは延長に投入されてボックス内でボールを受けると振り向きざまに見事なコントロールショット。ボールはゴールに吸い込まれるような軌道を描き、日本を絶望させた。

ルックアップとボールコントロールの巧みさ

アセンシオの優れている点は抜群のルックアップのタイミングの良さから織りなせる視野の広さだ。相手をかわしかけているタイミングでルックアップできているので2人目、3人目の選手にも対応することができる。視野も広くノールックパスで魅せることもしばしば。魅せるノールックだけでなく、相手を嘲笑うようなパスを繰り出す。

アセンシオはファーストタッチで相手を交わすことが多い。後ろからのボールを巧みにトラップしたり、ルーレットしながらボールをコントロールしてシュートまで持っていく。トラップ一つで相手をいなしたプレーをするスペイン人選手らしい側面も持つ。

続いてはアセンシオの復調、不調時代について

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