【解説】カマヴィンガのプレースタイル、代表歴、移籍の噂

レアル・マドリード
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今回はレアル・マドリード含め、世界中のクラブが獲得に動いている18歳のフランス代表、エドゥアルド・カマヴィンガについて紹介するぜー。プレースタイルとフランス代表歴、そして現在の移籍の噂についても徹底解説。

基本情報

所属クラブ:レアル・マドリード

フランス代表

ポジション:ディフェンシブミッドフィルダー、インサイドハーフ

生年月日:2002年11月10日

レンヌでの成績:70試合2ゴール4アシスト

今シーズンの成績:27試合1ゴール2アシスト

フランス代表歴:2試合1ゴール0アシスト

プレースタイル

ディフェンスセンスの高さ

カマヴィンガはまだ若いが、すでに欧州屈指のタックラーだ。体の線は細いが常に予測をしながら、長い足を出してチャレンジをする。

プレスバックしながらの守備もうまく相手と入れ替わるように体を入れるのが非常にうまい。長い足を生かしてのギリギリでのスライディングも可能で、カウンター対応も若さに似合わず非常に巧みだ。

また空中戦も嫌がらない。足元のある中盤の選手は空中での競り合いを好まない傾向があるが、カマヴィンガはそれも全く嫌がらない。体の当て方やジャンプのタイミングなどを工夫してまだ未熟なフィジカル面でのハンデをカバーしている。

展開力も持ち合わせる

カマヴィンガの優れている点は高いディフェンス力を持っているのに加え、展開力が凄まじいことだ。ディフェンシブな中盤の選手は足元や展開力に不安を抱えている選手が多いが、カマヴィンガはその点もカバーできている。

1試合あたり平均3.32回のロングボールを蹴り込んでおり、左足の精度には自信を持っている。サイドで攻撃に手詰まった時や、攻撃で相手を揺さぶる時、ビルドアップ時などに大きなサイドチェンジをして状況を一変させる。またサイドチェンジの判断もよく、若手選手にありがちな自身の才能を見せつけようとする無謀なサイドチェンジをすることもない。

 際立つ推進力とキープ力

カマヴィンガの武器の一つとしてドリブルが挙げられる。推進力のあるドリブルで相手のラインを押し下げたり、相手のプレスラインを突破できる。中盤からのドリブルの他にも、サイドでもドリブルを仕掛ける。相手が踏み込んでくるところをいなすようなドリブルでかわしていく。

キープ力も非常に高い長い手足を生かして、相手をブロッキングしてボールを隠すようにキープする。またすでにファウルをもらう技術を会得していて、敵に囲まれている状況でキープすることになった時、焦らずにファウルを誘発する。そのような技術もすでに身に付けているクレバーさも武器の一つと言えるだろう。

判断はまず安全かつ効率のいい方を選択する成熟さが見られるプレーヤーだ。

攻撃時もセンスが光る

カマヴィンガのプレーの根幹になっているのはインテリジェンスだ。それはもちろんオフェンスにおいても発揮される。中盤の選手であるがカウンター時にしっかりと相手の背後を取りながら走り込むなどといったオフェンスの選手さながらの動きを見せている。

この完成度に加え、ボックストゥボックス型の選手でもあるので数人を引きつけて味方にフリーでパスを供給する。ポグバを彷彿とさせるプレーを見せられる。

カゼミロの後継者にはなるのか?

再三にわたって噂されているレアルマドリード移籍について少し考えてみると、カゼミロの後継者としてカマヴィンガを獲得したらどうなるだろうか。少し考察してみよう。

カマヴィンガの起用されるポジションは2ボランチの1角かインサイドハーフの2つに対し、カゼミロの適性はワンアンカー。ポジションが基本的に違うので、ワンアンカーの適性があるかどうかはレアル・マドリードで試してみないといけない。カゼミロには及ばないものの、守備力も持ち合わせており、十分にアンカーにフィットする可能性は高い。

もしアンカーとしてカマヴィンガがフィットした場合はロマンと一抹の不安がある。カマヴィンガがアンカーとして成長した場合、カゼミロの守備力に加えてカゼミロの苦手とするビルドアップとプレス回避能力を身につけた世界最高のアンカーとなるだろう。しかし、私が危惧するところはアンカー起用することでカマヴィンガのボックストゥボックスの特徴を消してしまうのではないだろうか。ストロングポイントを消すのは果たして適正ポジションと言えるだろうか。

こう言いながらも私はインテリジェンスを兼ね備えたフランスの少年が新たなアンカー像を築いてくれることに希望的観測を立てている。

レアル・マドリードでの現在

カマヴィンガは今レアル・マドリードで絶賛武者修行中だ。

クロース、モドリッチ、カゼミロの牙城はもちろんまだ崩せていないものの、途中出場で試合にはそこそこ出ている。カマヴィンガが起用されるポジションは右ウイングがインサイドハーフ。右ウイングに起用されても結構可変な感じで、インサイドハーフとは積極的にポジションを変えることが多い。マジョルカ戦ではアンカーでも起用されている。

後半にボールを即時奪回してゲームを支配したい時に途中投入されることが多く、運動量豊富でフィジカル的にも優れている同タイプのバルベルデとの同時起用が多い。実際に2人が投入されるとクロースやモドリッチとは違ったゲームに変えることができる。二人が居ればハイプレスやボールを奪われた際の速いトランジションによるショートカウンターも打ち放題なので、レアル・マドリードに新たな新オプションを与えている。

時折プレーの荒さや若さゆえの、難しいプレーの選択はあるも着々と成長しレアル・マドリードの戦力に数えられている。

デビュー戦で点決めたり、インテル戦でも決勝ゴールの起点になるなど何か持ってるプレーヤーであることは間違いない。

終わりに

3000万ユーロでカマヴィンガ取れたのは非常にお買い得でした。

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