今回はマンチェスター・シティの全選手解説第3段ということでポルトガルの魔術師のベルナウド・シウバをご紹介します。
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基本情報・成績
ポジション:インサイドハーフ、右ウイング
所属:マンチェスター・シティ
前所属:モナコ
ポルトガル代表
生年月日:1994年8月10日
市場価値:7000万ユーロ
マンチェスター・シティでの成績:193試合35ゴール41アシスト
ポルトガル代表:52試合7ゴール
年俸:11億7900万ユーロ
プレースタイル
魔法の左足
ベルナウド・シウバは左利きの右ウイングだ。基本的に、ほとんどのプレーを左足で行う。ベルナウド・シウバはロッベンほどスピードはないが、分かっていても止められないカットインを必殺技としている。相手が左足を警戒して中のコースを切ると嘲笑うかのように、縦を選択する。
スピードはあまりないが相手との縦に行くのか、横に行くのかの駆け引きと純粋なテクニックを生かしたドリブルが得意。敵をいなすドリブルだけでなく、キープするためのドリブルも非常に巧みだ。不規則なリズムのタッチで数人に囲まれても苦にせず、難なくすり抜けてしまう。トッテナムの守備者3人相手の猛烈なプレッシャーを持ち前のテクニックでくぐり抜けたのは、マンチェスター・シティの伝説のプレーの一つだろう。
そして左足から放たれるシュートはいつも芸術的だ。美しい回転のかかったボールが描く放物線は、時間が止まったかのように思えるほどだ。特に素晴らしいのが、コントロールカーブ。特にカットインからの右45°の角度からのコントロールショットは毎回かなりの可能性を感じさせる。シュートだけでなく、クロス、パスもまたレベルが高く決定機に結びつけることができる。
終盤でも落ちない機動力
ベルナウド・シウバの魅力の一つに、無尽蔵のスタミナが挙げられる。ベルナウド・シウバが90分間ピッチを縦横無尽に走り続けることができる。守備のプレスの火付け役になることも多く、守備でも非常一生懸命に奔走する。
毎試合ベルナウド・シウバは10km以上の走行距離を記録する。決して無駄走りが多いのではなく、適当な場所にいてくれる。
ペップ戦術の隠し玉
ペップはビッグクラブとの大一番、ここぞという場面では必ずと言っていいほど、ベルナウド・シウバを起用する。それはベルナウド・シウバの戦術理解度の高さ、攻守に渡ってハードワークできること、流動的に動けることが要因だ。
先のリヴァプール戦ではベルナウド・シウバのポジショニングの上手さがリヴァプールディフェンスを惑わしたのだ。
彼は最前線の選手ながら最終ライン付近まで下がりビルドアップを助けるのに長けている。それでいて最終局面のフィニッシュまで絡める。
チームのムードメイカー
ベルナウド・シウバがもたらす良い影響はピッチ上だけではなかったようだ。ベルナウド・シウバはチームのムードメイカーであるようで、いじられキャラだ。チームに加入してたった1日で、チームで1番のいじられキャラへと昇華したというエピソードも。ペップはそんなベルナウド・シウバを、「ピエロ」だと賞賛している。
そんなベルナウド・シウバがチームメイトにSNS上で人種差別をしたという報道が出た。内容はというとシウバが自身のSNSでマンチェスターシティのチームメイトのバンジャマン・メンディに対し、人種差別的な投稿をしたと言うのだ。
しかし実際にはベルナウド・シウバに悪気はなかったようで、チョコのお菓子のキャラクターとメンディが似ていることをジョークまじりにポストしたそうだ。ベルナウド・シウバはこの件を悲しんでいて、「もはやジョークも言えない世の中になってしまった」とコメントしている。
終わりに
今回はマンチェスターシティのピエロのベルナウド・シウバについてご紹介しました。彼はポルトガル代表の10番も背負っており、これからも中心選手であり続けるでしょう。しっかりと彼の活躍を注視しましょう。
ちなみに一時期は禿げかけていたベルナウド・シウバですがしっかりと植毛に成功し、現在はふさふさとなっています。
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