【解説】マテオ・コバチッチのプレースタイル、経歴、成績

プレミアリーグ

基本情報

クロアチア代表

ポジション:IH、アンカー

生年月日:1994年5月6日

市場価値:レアル・マドリード入団時(2000万€)→レアル・マドリード退団時→(3500万€)→チェルシー現在(4500万€)

レアル・マドリードでの成績:109試合3ゴール8アシスト

チェルシーでの成績:124試合2ゴール7アシスト(2021/2/5現在)

経歴

コバチッチのキャリアは母親がクラブのトライアウトに参加させたとことから始まる。当時住んでいたオーストリアのリンツのチームに参加し、惜しげもなくその才能を発揮する。13歳にして、両親の元から離れてクロアチアの名門、ディナモ・ザグレブに加入した。

ディナモ・ザグレブで最年少記録を作りながら大ブレイク。その後、インテルに移籍。インテル移籍当初は現在よりもより前めのポジションでプレー。インテルで攻撃的MFとしてこちらも大活躍。相手DFを何枚も得意のドリブルで剥がして長友へアシストしたプレーは伝説となった。

その後、モドリッチの進言もあってレアル・マドリードに加入。モドリッチには「将来はバロンドールを取れる逸材だ。」お墨付きをもらった。しかし、そのモドリッチ、クロース、カゼミロの全盛期黄金トライアングルを崩すことができず、ベンチを温めた。そこそこ重要な試合でもスタメンを張ることもあったが、主力になることはできずチェルシーに移籍を決断。しかし、マドリーはコバチッチ放出を拒んだ。コバチッチは退団の決意をすでに固めていて、練習を無断欠席と強硬手段をとった。

かくしてコバチッチのイングランドでの挑戦が始まった。サッリ政権では出場機会を確証されていなかったが、ランパード政権で評価をあげ、チームにとって重要な存在へと昇華して行く。まだまだ出場機会は多いとは言えないが、コバチッチのポテンシャルであれば、イングランドでもNo.1のIHになれるであろう。

プレースタイル〜IHの新境地〜

コバチッチのプレースタイルのなかで重要なウェイトを占めるのが突破力だ。中盤の選手では考えられないほどの推進力を持っており、コバチッチの曲面打開はドリブルが生まれる。中央でフリーでボールを受けたときには、高い推進力とドリブル技術で敵を一枚、二枚と剥がしていきファイナルサードまでボールを運ぶ。このスタイルはチェルシーにとって一つのビルドアップの方法となっている。

パス面ではどうなのか。コバチッチは数字上ではあまり目立たない選手だ。アシスト数もキーパス本数もIHにしては物足りなく感じてしまう方も多いだろう。しかし、若くしてインテルで10番を背負い、イタリアの名門の攻撃をになっていただけあってパス能力は非常に高い。アシストは少なかれど、アシストに繋がるパスの供給が多い選手であり、アウトサイドを使ったフリックも得意。隙があれば鋭いスルーパスを入れる、攻撃に詰まったときにサイドチェンジをするなどとパス能力は十分に高い。

守備能力もIHにしては十分及第点であろう。レアル・マドリードで守備能力を大きく飛躍させたからだ。当時のレアル・マドリードにはカゼミロのバックアッパーが不在でコバチッチはたびたび自らのポジションとは違うアンカー起用されることも多かった。守備時の判断もよく、ファウルでも止めなければならない時は、迷いなく足を伸ばすだろう。

レアル・マドリードでの評価

ジダンのコバチッチに対する評価は非常に高かったし、マドリディスタもコバチッチを高く評価していた。しかし、モラタ同様、ビッグマッチでの出場機会の少なさや安定して出場できなかったのが退団を希望した原因だ。現実問題、コバチッチは3年連続でCLの決勝でベンチ入りするもCLの決勝という夢の舞台に立つことはなかった。彼はのちのインタビューでその事実に対する悔しさを滲ませていた。

コバチッチは黄金のトライアングルから様々な技術を学び、大きく成長した選手だ。コバチッチはクロース、モドリッチ、カゼミロの代役であればどこでもできるので戦力としてマドリーに重要であった。またコバチッチをエル・クラシコにメッシ対策に起用していたのはジダンのコバチッチに対する信頼の暑さが伺える。CLのPSG戦2ndレグでもその守備力を買われ、先発出場していた。

現在、着実に年齢を重ねつつあるクロース、モドリッチ、カゼミロの代役としてコバチッチの復帰を願うマドリディスタは非常に多いだろう。コバチッチ一人で中盤の戦力の計算が立つ。モドリッチの正当後継者として期待していたファンも非常に多い。

実は5ヶ国語を話す秀才!?

コバチッチは語学が堪能なようだ。この事実が発覚したのはエル・クラシコでの出来事だ。コバチッチとたびたびマッチアップしたジョルディ・アルバは試合中にコバチッチに罵声を浴びせたようだ。

「スペイン語をはなせバカ、黙れよ、このドジが」

アルバがこのような罵声を浴びせたコバチッチは実はイタリア語、クロアチア語、英語、スペイン語、ドイツ語を話すことができる。インタビューでも流暢なスペイン語を披露している。ジョルディ・アルバは試合中相手を挑発するような発言が多く、自分でも「僕のスタイルは多くの人に好ましく思われないだろう」と認めているが今回は相手を少し間違ってしまったみたいだ。

終わりに

チェルシーさん、今のコバチッチの出場機会だと退団しそうなので是非ともレアル・マドリードにください。そう願いたくなるほど、コバチッチが恋しいです。

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