【解説】マルコス・ジョレンテのプレースタイル、成績、マドリー時代の評価

レアル・マドリード
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大好評につき第3段目まできたこの企画。今回もレアルマドリーのカンテラーノであるマルコス・ジョレンテをご紹介!一時はカゼミロの座も脅かしたオールラウンダー。レアルマドリーが逃した魚はでかかったのか。

基本情報

スペイン代表

ポジション:ウイング、インサイドハーフ、アンカー

生年月日:1996年1月30日

レアル・マドリード時代の成績:39試合2ゴール0アシスト

アトレティコ・マドリードでの成績:81試合15ゴール17アシスト(1/31現在)

市場価値の変化:レアマドリード退団時(2000万€)→アトレティコ・マドリード現在(8000万€)

経歴

 マルコスジョレンテ は2008年にレアル・マドリードの下部組織に入団し、順調に成長を重ね2014年にトップチームデビュー。その後出場機会を求めてアラベスにレンタル移籍をした。そこでラ・リーガで大活躍を見せる。ヌマ・ガルシアとの中盤は強力だった。コバデルレイでの決勝バルセロナ戦で惜しくも敗北し、準優勝に終わってしまうもマルコス・ジョレンテ はレアル・マドリード行きの切符を再び手にした。

 マルコス・ジョレンテは17-18シーズンにレアルマドリード に復帰するも2シーズン合わせてリーグ戦の出場は20試合にとどまるなどと不遇の時期を過ごした。カゼミロの怪我により、マルコス・ジョレンテは出場機会を確保。 2018年にクラブワールドカップで活躍し、トロフィーに貢献するもジダン復帰とともに再び、出場機会が得られなくなってしまう。キャリアを考えるとこのタイミングでアトレティコ・マドリードに移籍するのも何ら不思議ではないだろう。

 アトレティコマドリードに移籍し、彼の転機となる試合が訪れる。それがチャンピオンズリーグラウンド16のリバプール戦だ。アンフィールドでの2ndレグ、

シメオネは苦し紛れにマルコス・ジョレンテをウイングとして投入。延長前半で逆転を許し、万事休すと思われた。するとマルコスジョレンテ がまさかの2得点の大活躍。彼の活躍もあり、アトレティコ・マドリードが逆転に成功し、3-2で当時史上最強と謳われていたリバプールに土をつけたのだ。

その後もシメオネ監督の厚い信頼を得て、アトレティコマドリードの主力として活躍している。昨シーズンはリーグMVP級の活躍を見せ、スペイン人選手の中でも最も市場価値の高い選手となるなど飛躍のシーズンだった。ユーロ2021でもスペイン中が大きな期待を寄せているだろう。

プレースタイル

マルコス・ジョレンテの特筆すべきなのは中盤の選手だった割には高すぎる身体能力だ。彼はアスリート家系の選手であり親子3代にわたってレアルマドリードでプレーしたことがある驚くきの選手だ。このような家系であればマルコス・ジョレンテの身体能力も納得だ。

マルコス・ジョレンテのプレースタイルは変幻自在。レアルマドリードではカゼミロと同じ役割を担い、ハードな守備展開力でワンアンカーを無難にこなしていたり、アトレティコマドリードではウイング起用されることもあり、縦への突破やハーフスペースに入り込む動きも見られる。最近はインサイドハーフでも起用され、ポジションの幅も広げている。

攻撃力も十分でボックス内にも積極的に飛び込んできて、ボールをしっかりとミートしてゴールも奪える。ミート力はかなり高く合わせるのも難しい球でも、力を抜いて捉えられる。またミドルシュートも武器としており、リバプール戦での痛烈なミドルシュート2発は記憶にも新しいだろう。

まとめるとマルコス・ジョレンテの強みはどのポジションでも高いパフォーマンスをすることができ、フィジカルと飛び道具も兼ね備えている点だ。いて欲しい場所にいてくれるとても機転の効く選手だ。

レアルマドリードでの評価

マルコスジョレンテのレアル時代のプレイ集はこちら

マルコス・ジョレンテは期待されつつもポジション争いの関係上、放出せざるを得なかった少し不運な選手であった。もしカゼミロの離脱期間がもっと長かったなら、、そう思ってしまうほどの成長スピードでアンカーとしてのプレースタイルを形成しつつあったのだ。

彼もまたジダン政権の煽りを受けた選手の一人である。ソラーリ監督は彼を大事に使い、カゼミロが復帰してもかなりの間、起用し続けた。クラブワールドカップの決勝戦でも一若手に出場機会を与えた。その起用に応えるかのように、マルコス・ジョレンテが美しいボレーシュートを叩き込み、レアル・マドリードは世界一の座を掴んだ。「カゼミロの競争相手がやっと現れてくれたか」多くのマドリディスタが期待していた。

マルコス・ジョレンテの家柄がレアル・マドリードと関わりがあることを知っていたファンも多く、おそらくみんな彼を応援していただろう。プレースタイルも華麗だったの、筆者もレアルマドリード 向きの選手であるなと感じていた。

マルコス・ジョレンテがカゼミロのバックアッパーに納得しなかったのも非常に理解できる。でももう少し残っていてくれたなら、モドリッチの座を脅かしたフェデリコ・バルベルデのように大成していたのではないかと思ってしまう。

マルコス・ジョレンテはマドリディスタから高い評価を受けながらも退団してしまった選手の一人だ。

マルコス・ジョレンテのトリビア

実はマルコス・ジョレンテはレアル・マドリードの家系だと言われているが、実はアトレティコマドリードの家系でもある。ジョレンテの父親、祖父どちらもレアル・マドリードの選手だったが、結局移籍して二人ともアトレティコマドリードに在籍していたのだ。

なぜ禁断の移籍が起きたのか、実はメディアの報道に隠されたこんな秘密もあったのだ。

またマルコス・ジョレンテはアンフィールドで勝利したあと、母に犬をプレゼントして、その犬に「アンフィールド」と名付けている。ちょっとやりすぎな気も、、、

終わりに

カゼミロの後釜が非常に欲しいです。マルコス・ジョレンテの夢はレアル・マドリードで成功することって言ってたから2年後くらいにメガクラックになって戻ってこないかなあ。でも禁断の移籍になるんだよなあ

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