今回はトッテナムの未来とまで言われているスキップについて解説していく〜
２０−２１シーズンはノリッジにローンされておりチャンピオンシップでは46試合中45試合に出場、見事チャンピオンシップ優勝を成し遂げることができた。また、その活躍によりPTA年間ベストイレブンにも選ばれている。
ノリッジでのシーズンの終盤に親指の中足骨を骨折し長期離脱となっていたが、トッテナムに戻りプレシーズンマッチ、マンチェスターC戦と活躍し見事スパーズでスタメンの座を奪っている。
基本情報
ポジション：アンカー、ボランチ
所属：トッテナム
生年月日：2000年9月16日
U-23イングランド代表
市場価値：1000万ユーロ
20-21シーズンの成績（ノリッジ）：47試合1ゴール2アシスト
プレースタイル
予測を生かした高い守備力
スキップの守備力は若手とは思えないほど高レベルだ。
次の展開を予測し、深いタックルで相手からボールを奪い切る能力が非常に高い。手を上手に使って相手の身体をコントロール、かつ相手のバランスが崩れたタイミングを見計らってタックルを決める。味方と連携して相手を誘導して奪いにいく素振りが見られ、DF時の冷静さが感じられる。
オリヴァー・スキップは２０００年代出身とかなり若いが、高い洞察力と予測能力をすでに持っている。まるでデクラン・ライスを彷彿とさせるような完成度だ。
高いタスク実行能力もスキップの魅力。開幕戦で王者マンチェスターシティの強力攻撃陣にいきなり挑むこととなったが、冷静に自分のタスクをこなした。展開を先読みした速いスライドと中盤での強度、前線への素早い展開が求められたが見事に自身のタスクを90分こなし切った。年間46試合をこなすチャンピオンシップの舞台でフルシーズン、フィジカル的にも険しいシーズンを乗り越えているのは肉体的なアドバンテージとなっているだろう。
イングランド人選手らしいたくましい上半身に加えて、ある程度のスピードも持っておりプレミアリーグでもすでに十分通用するフィジカルレベルにある。まだ２０歳と発育の途中であり、これから世界トップクラスの肉体改造をしてもらうはずなのでスキップのさらなるパフォーマンスの向上が見られるだろう。
展開力も持ち味
スキップはチャンピオンシップ時代高い展開力を見せていた。対角のロングフィードは非常に正確だ。また攻撃的な縦パスも臆することなくガンガン通すことができる。守備職人的なイメージもあるが、十分な展開力を有している。
プレミアリーグデビュー後は、スキップの得意とする対角のロングフィードはほとんど見られていない。プレミアリーグとチャンピオンシップではインテンシティもまた違っているし、チームの特徴的に幅をあまり取らない時間もそこそこあったのでそれらの要因もあっただろう。しかし、効果的な縦パスは随所に見られており、スキップが本来の持ち味を発揮するのは時間の問題と考えられる。
スパーズファンの高い期待にきっと答えてくれるだろう。
経歴
Welwyn Garden Cityに生まれHertfordでオリヴァー・スキップは育った。トッテナムのアカデミーに入るとすくすくと成長。サッカーの才能を開花させながら、順調にカテゴリーをあげていった。スキップは学生だったにも関わらずU-18の大会に出場、23試合中20試合をスタメンで出場するなど若くてして国を引っ張っていく存在として認知されていった。
17-18シーズンには飛び級で、U-23のカテゴリーの試合に出場。初めてユースチームの試合に帯同したにも関わらず、ここでも16試合に出場した。アンダーカテゴリーでアーセナル相手に得点を決めると、EFLカップとプレミアリーグインターナショナルカップの２つの大会にも出場。さらにはUEFAユースでもチーム最多となる全8試合に出場を果たした。イングランドU-16、U-17、U-18にも招集されている。
20-21シーズンになると当時チャンピオンシップに所属していたノリッジにローン移籍。ノリッジのプレミアリーグに主力として貢献した。スキップはこのローン移籍で大きく成長し、シーズンMVP級の大活躍を見せた。
スキップへの期待
モウリーニョにも気に入られており、「いずれクラブのキャプテンを担う逸材だ」と称賛されたほどだ。前述の通り２０−２１シーズンはノリッジにローンされており、大活躍を見せた。
スパーズファンもそんなスキップに期待をしており、ノリッジの試合が終わった後に行われるMOMでは、大量のスパーズファンがスキップに投票し、毎回のようにMOMを獲得していた。
終わりに
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