今回はマンチェスターシティのエースまで成長したラヒーム・スターリングについてご紹介します。
基本情報・成績
ポジション:右ウイング
所属:マンチェスターシティ
前所属:リヴァプール
イングランド代表
生年月日:1994年12月8日
市場価値:1億ユーロ
マンチェスターシティでの成績:284試合113ゴール86アシスト
イングランド代表での成績:61試合14ゴール
プレースタイル
爆発的なスピード
スターリングのプレーの基盤となっているのは彼の爆発的なスピードだ。裏へ抜ければ追いつけるものはおらず、ドリブルでは相手を出し抜ける。ここ最近の最大のライバルは赤い悪魔のワンビサカだ。
スターリングのスピードの特徴は数メートルの瞬発的な速さだ。その一瞬のクイックネスで相手を抜き去ってしまう。
ペップのもとで成長
ペップのもとで最も覚醒した選手の一人にスターリングは必ず名をあげるだろう。ペップのもとで大きく成長した能力は2つ。決定力とオフザボールだ。
まずは決定力について。ペップのもとでメンタル面で成熟し、集中力も改善したためスターリングの決定力は飛躍的に上昇した。今シーズンはやや不調気味であるが、前シーズンまでの3シーズンはプレミアリーグで15点以上記録し続けるなど、アグエロと共に2大エースとなるまで成長した。
そしてカットインに磨きがかかり、スターリングの得意のゾーンが誕生。右斜め45°からコントロールカーブでゴール右隅を狙う。分かっていても止められない選手へ進化した。
そしてオフザボールも改善し、裏への抜け出しはますます脅威となるばかりだ。クレバーなプレーをできるようになり、無謀な突破はなくなった。ビルドアップを助ける、ポジショニングも身につけお手本のようなウインガーへ成長した。
特徴的な走り方
スターリングを見ていると彼の特徴的な走り方を不思議に思う人がいるだろう。「なんであんな走り方してるんだろう」「走りにくくないのかな」などと筆者も思っていた。スターリングがあのような走り方なのは少しだけ理由がある。
彼の両手に買い物袋をぶら下げているかのような走り方のルーツは彼の母親にあったのだ。ジャマイカの陸上チームに所属していた母親の子どもの頃の走り方、がまさにスターリングの走り方に似ていたという。脚の速い遺伝子を受け継いだスターリングはあの走り方でもプレミアリーグトップレベルのスピードを記録している。
スターリングは「自身の走り方をアカデミーの選手に教えるかい?」というインタビュアーの質問に「僕の走り方を後世に残すつもりはないよ」と答えている。
タトゥーに込められた意味
スターリングのふくらはぎには銃、アサルトライフルタトゥーが入っている。現地では物騒なタトゥー、悪趣味なタトゥーとして評判が悪かった。なぜスターリングはそんなタトゥーを入れているのだろうか。
スターリング生まれは実はジャマイカだ。彼はジャマイカで幼少期を過ごしている。悲しい話だが、スターリングの父親はスターリングが2歳の時、銃で射殺されてしまった。その経験からスターリングは銃を絶対に触れないという契りをタトゥーに込めたという。
そしてタトゥーにはサッカー選手らしいもう一つの意味がある。
「銃ではなく右足でshootする」
終わりに
昨シーズンのリヨン戦での決定機逸脱から少し全盛期よりもパフォーマンスを落としている印象のスターリングですが、すぐに実了を取り戻してくれるでしょう。
彼はよくも悪くもメディアの注目を若い頃から浴びてきたので、多少のプレッシャーは跳ね除けてくれるでしょう。
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