【徹底解説】フィルジル・ファンダイクのプレースタイル、ポジション、大怪我は?

リヴァプール

こんにちはイルッチョです。今回はリヴァプールを劇的に変えた大型センターバックのフィルジル・ファンダイクのプレースタイルについてご紹介したいと思います。

実はマンチェスターシティも獲得に動いていた選手で結果的にリヴァプールが彼を捕まえ、ラポルテがマンチェスターシティに加入したという裏話があります。そんな裏話も多めでいきまっしょい。

基本情報・成績

所属:リヴァプール

前所属:サウサンプトン

ポジション:センターバック

オランダ代表

年俸:12億9700万円

市場価値:5500万ユーロ

20-21シーズンの成績:8試合1ゴール

リヴァプールでの成績:130試合13ゴール6アシスト

プレースタイル

ポジショニング x 身体能力

フィルジル・ファンダイクは平均身長世界一のオランダ出身だけあってフィジカルには非凡なものがある。193cm、92kg。2018年ロシアW杯の出場全選手の平均身長が182.2cm、体重73.3kgだったことを考えると体格は世界を代表するアスリートたちよりも、ひとまわりもふたまわりも大きい。

大柄な選手は概して脚があまり速くない、ジャンプ力がないなどと敏捷性やスピードの面でディスアドバンテージを負っていることが多い。しかし、ファンダイクはただ大きいだけではない。彼は足も速く、ジャンプ力に関してはクリスティアーノ・ロナウド並という素晴らしい身体能力を誇っている。スピード勝負でもそうそう負けることはなく、フィジカルコンタクトにおいては美しいまでの破壊力を持って相手を吹き飛ばしてしまう。

フィジカルに優れている選手の多くはポジショニングで相手に劣っていても、最終的には身体能力でカバーできてしまうためサッカーIQが磨かれていなかったり、リスク管理、ポジショニングが疎かになってしまう傾向が高い。トッテナムのダビンソン・サンチェス、なかなか居所が見つからないティムエ・バカヨコなど桁外れたフィジカルを誇っているものの、戦術理解度やポジショニングを苦手としている。

ファンダイクが世界最高ななのはフィジカルに頼るのだけでなく、サッカーIQやポジショニングも非常に優れているからだ。まず裏をとられることはほとんどないし、クロス前の準備も万全だ。相手選手と駆け引きをし、あえて縦を開けてシュートを打とうとした瞬間に、足を出しシュートブロックで攻撃を防ぐなど守備時の引き出しも多い。極め付けはその守備時の判断だ。

象徴的なのは18-19CL決勝でのワンシーン。トッテナムのカウンターを受け、ムササシソコがボールをもち、ソンフンミンが平行を作り2対1で守り切らなければならなかった場面。ファンダイクはソンフンミンのコースを消しながらシソコに縦を選択させた。シソコの方がシュートの精度は低いという判断を下し、実行。見事に守り切った。その後もソンフンミンを縦に突破させてはシュートの場面で止めるという職人芸のようなハイレベルな守備を見せ続け、チームを優勝に導いた。

後方からフィード能力

ファンダイクは攻撃面に関しても大きな役割を担っている。彼は利き足と逆のサイドである左CBに配置されているのだが、右足からの対角線のフィードはリヴァプールの重要な飛び道具だ。バックスピンのかかった放物線を見事に描くロングボールはアレクサンダー・アーノルドやサラーといった違いを作れる選手にフリーでボールを届けることが可能だ。

リヴァプールの基本戦術は縦の速さにある。ファンダイクの一発のロングフィードからの打開はビルドアップ面で大きく作用していた。相手はリトリートを選ぶか、勇敢にファンダイクへプレッシングをするかの2択を迫られるのだ。

また空中舞うロングフィードの他にも、滑らかに地を這うグラウンダーのパスも非常に得意としている。縦パスも軽々とつけることができるし、なんならマネにスルーパスを出すことも。

セットプレーでの圧倒的強さ

セットプレーは現代サッカーにおいてますます重要性を増している。ファンダイクはセットプレーの局面においても重要な存在だ。もちろん身長が高いのはさることながら、ファンダイクのジャンプ力、対空時間の長さはずば抜けている。

リヴァプールにはアレクサンダー・アーノルドという高精度のキックマシーンがいる。驚異的な打点を誇るファンダイクに点でボールを合わせられたら、もはや「警戒していても止めることは不可能」であろう。バイエルン戦でハビ・マルティネス、フンメルスの上から叩きつけたヘディングシュートはまさに圧巻だった。

ヘディングシュートだけでなく、地味にファンダイクは足で合わせるのも得意としている。こぼれ球にボレーで合わせたりと意外にも器用な面を見せる。

次ページはファンダイクの怪我や復帰、ユニフォームの秘密について!

タイトルとURLをコピーしました