【天才の中の天才】ルカ・モドリッチのプレースタイル、背番号、年俸、バロンドール獲得時の活躍は?

レアル・マドリード
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経歴

厳しい環境の中、育った幼少期

クロアチアの紛争の起きている時代に生まれたモドリッチ。もちろんモドリッチも紛争に巻き込まれてしまった。祖父はセルビア軍に殺されてしまった。一家は難民となりモドリッチはホテルの駐車場でサッカー技術を磨いた。

さらにモドリッチはクラブのトライアルを10歳で受けたが、「華奢で小柄すぎる」という理由で落とされてしまう。友達と一緒に受けたのだが、モドリッチだけ落ちてしまった。地元に戻ると、モドリッチと同郷のサッカー専門家の推薦もあって、ディナモ・ザグレブに15歳で加入する。モドリッチの恩人でもあるその専門家との死別もあったが、すくすくと成長。18歳にてディナモ・ザグレブのキャプテンにまで成長した。

その後A代表でも活躍を見せ、トッテナムに移籍した。移籍初年度からトッテナムの主力に成長し、チャンピオンズリーグ出場まで導いた。さらに活躍することでレアル・マドリードに移籍することとなる。しかしモドリッチはトッテナム時代の退団の仕方を申し訳なく思っているという。モドリッチは退団時をレヴィ会長に申し出てから、断固としてプレシーズンやトレーニングを拒否し強硬手段に出てしまったからだ。しかしモドリッチのトッテナム愛は変わらず、今も時間がある時は試合を観ているようだ。

レアル・マドリードの中心へ

モドリッチの1年目の挑戦はあまり信頼を得られず、出場機会を得られなかった。アンチェロッティ政権のもと、徐々に信頼を勝ち取っていくとモドリッチはレアル・マドリードの中心になる。

大きな怪我もなく、チャンピオンズリーグ3連覇の中心メンバーとして大活躍をした。いつしかモドリッチがいないとレアル・マドリードの攻撃の質が3段階くらい落ちてしまうと言われるほどの影響力を持ち始めた。前述の通り、モドリッチは非常に賢い選手なのでチーム状況に合わせて自身のプレースタイルをプレーエリアを調整するので、ずっと中心でいられるのである。

バロンドール受賞の活躍

チャンピオンズリーグ3連覇の勢いのまま、モドリッチはクロアチア代表に合流。大会前の時点でクロアチア代表が決勝まで勝ち進むと予想した人は少ないだろう。しかし、グループステージからラキティッチ、マンジュキッチ、レビッチといったタレントが躍動する。そのタレントを自由自在に操りながらも、大会の主役となったのがモドリッチだ。

史上最高の選手メッシを擁するアルゼンチン代表を沈めたミドルシュートはもはや語り草だ。それ以外にもチャンスメイクやPKキッカー、キャプテンとしてのチーム管理、ゲームコントロールの全てをこなし小さな国を史上初の決勝まで導いたのは偉業としか言いようがない。大会MVPも納得だ。

チャンピオンズリーグでの功績も鑑みるとモドリッチのバロンドール受賞は妥当だろう。モドリッチという玄人が好むような選手が、ロナウドメッシのバロンドール独占を破ったのはドラマのようだ。ド派手なプレーは見せないが、多くの子供のお手本となる選手、それがモドリッチだ。

35歳にして全盛期並の活躍

モドリッチの昨シーズン終盤から今シーズンここまでの活躍は異次元だ。試合に途中出場すれば攻撃力を倍増させ、文字通り試合を変えてしまう。アタランタの欧州屈指のハイプレスも嘲笑うかのように、いなしてしまう。もはや現時点最高のインサイドハーフはモドリッチだ。

攻撃ばかりにウエイトを割いているかと思いきや、モドリッチは守備も凄まじい。豊富な経験をもとに読みで若くてゴリゴリな現代型の中盤を圧倒している。

今季のモドリッチのパフォーマンスは本当に驚異的で、攻守ともに走りまくっている。インタビューでは「まるで27歳くらいの体の調子だ」と絶好調ぶりをアピール。今モドリッチのピークと言っても過言ではない。観てないと本当に損だと感じるようなクオリティだ。

年俸や契約更新、移籍の噂は、、、

モドリッチのレアル・マドリードとの契約は2021年6月30日までとなっている。なのでシーズン中に契約延長しなければ、夏にモドリッチがフリーエージェントとしてクラブを出て行ってしまう。しかし両者未だ契約合意に至っていない。

ただモドリッチの契約に関して明るいのが、モドリッチがクラブとの契約延長について十分前向きであることだ。彼も「もちろんマドリーに残りたい」と公言してし、契約延長の際にはクラブの財政事情にも配慮して減俸を受け入れる構えだ。モドリッチはすでに35歳なのでレアル・マドリードの「30歳以上の選手には単年契約しかしない」という規定通り延長は1年間という短い期間になる可能性も高い。

もし移籍するとしたら、ここ数年噂が出続けているインテルかもしれない。しかしインテルはメインスポンサーが撤退しそうであるほど財政面が圧迫している。レアル・マドリードは容認しているが、アクラフ・ハキミの移籍金の分割払いが期限を過ぎても未だ払われていない。イタリアのクラブは財政面が問題だ。そしてアメリカ行きの噂も上がっているが、モドリッチのパフォーマンスが現在、最高レベルである。まだ欧州でプレーしよと思うはずだ。

終わりに

モドリッチがレアル・マドリードから去る時期は間違いなくきますよね。その時がまた一つの時代の終焉なきもします。彼以上のサッカーIQをもった選手は世界を見渡しても数える程度であるし、数々のCLの修羅場を乗り越えてきた選手で経験も豊富。

クリスティアーノ・ロナウドが退団した時のように、何か大きくクラブが変わる未来が想像できますね、、、

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