今回はセネガルの英雄のサディオ・マネについてご紹介します。きっとこの記事を読めば彼のことが好きになりますよ!
基本情報・成績
所属:リヴァプール
セネガル代表
生年月日:1992年4月10日
市場価値:1億ユーロ
20−21シーズンの成績:46試合14ゴール8アシスト
リヴァプールでの成績:216試合95ゴール42アシスト
プレミアリーグにおける最速ハットトリックの記録保持者(2分56秒)
プレースタイル
ポジション
マネのポジションは左ウイング、中に入り込んだり右に流れることもあるが基本的にポジションは4-3-3に左ウイングか4-4-2の左サイドハーフで起用されることが多い。
一人で何とかできてしまう理不尽力
マネの最大の魅力は0からチャンスをクリエイトすることができる点だ。攻撃においての対人は世界でも1、2を争うほど得意としている。ドリブルでのチャンスメイクがマネのプレーの基盤だ。スピードに乗ったプレーはもちろんのこと、DFと互いに制止した場面でも鋭いボディフェイントでぶち抜いてしまう。
またマネはアフリカ人特有の爆速を誇っており、サラーとの爆速系両ウイングは驚異的。その超絶スプリントの加速力はもちろん一瞬のクイックネスもずば抜けている。ボディフェイントで一瞬でも揺さぶられてしまったら、ゲームオーバーだ。ボールタッチも非常に上手いが、全ての動作が速く鋭い。1から100まで一瞬で動作を終わらせてしまうので、手練れのDFでもどうしても足を出すのが遅れてしまう。加えてマネはファウルをもらう技術が非常に高い。ペナルティエリアで審判を欺くようなファウルのもらい方もするので時にはダイバーと揶揄されるものの、マネのクイックネスについていけず相手の足がつい引っかかってしまうパターンも多い。
マネの更なる武器はシュートセンスだ。ウイイレのように聞こえるかもしれないが、マネは身体能力とシュート技術に優れているため、どのような体勢、状況でもシュートを枠に持っていける。アクロバティックなシュートやトリッキーなシュートはマネの得意技だ。さらにはカットインからの右足のコントロールシュートも強烈。あれだけのスピードを持ってシュートを正確に打つことができるのはマネくらいしかいないだろう。
献身的な守備
マネの理不尽さとして個人的に挙げたいのが、その守備への献身性だ。サラーと違ってある程度守備が免除されているわけではないので、マネは90分間攻撃だけでなく守備にも奔走する。ウイングバックの積極的な守備参加は相手チームにとって非常に厄介で、マネの守備に対しての献身性がリヴァプールの隙をなくしている要因の一つに挙げられる。優れたドリブラーは相手の動きが読めるのか、一対一もそこそこ強く、マネは守備にも貢献している。
スピードがあるのでマネの強みは広大なスペースが存在している時に発揮される。つまりマネが守備参加することでマネの前方には膨大なスペースが存在することとなる。単独でマネを止めるのは困難だが、マネやその先のロバートソンにボールを引っ掛けてしまうと、自ずとそういった状況が生まれてしまう。マネにとって守備はカウンターに繋がる攻撃の起点でもあるのだ。