【徹底解説】エンゴロ・カンテのプレースタイルや凄さ、進化、貧困からのシンデレラストーリーとは?

チェルシー
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今回はバロンドール候補に名を連ねるほどの実力者エンゴロ・カンテについてご紹介します。多分、みなさんが気になるカンテの可愛いエピソードはこちらにまとめたので是非ご覧ください!

基本情報・成績

所属:チェルシー

前所属:レスター

フランス代表

生年月日:1991年3月29日

市場価値:5500万ユーロ

20-21シーズンの成績:48試合0ゴール3アシスト

チェルシーでの成績:218試合11ゴール10アシスト

プレースタイル・ポジション

異次元のスタミナと予測能力

カンテは中盤の潰し屋に分類されるだろう。ポジション適性はダブルボランチの一角、またはインサイドハーフだ。高い機動力を持つカンテは中央での潰しはもちろん、サイドでも敵からボールを刈り取ることができる。ディフェンスセンスも非常に高く、170cmと小柄ではあるがタイミングよく相手に体を当てることにより自分より体格で優れた選手を吹き飛ばすこともしばしば。

ディフェンス能力の高さだけがカンテの魅力ではない。「地球の3割はカンテがカバーしている」「今日はカンテが何人もいた」、よくカンテに運動量の多さを賞賛するのに先に示したような文言を語る人々は決して少なくない。カンテは決してハードワークを怠らない。プレスバックやリトリートの守備の局面でも最後の最後までボールを追いかけ続ける。90分間、広大なピッチ全体をカバーしていると言っても過言ではないプレーを続けるのは異次元のスタミナも彼の大きな魅力の一つ。

カンテのスタミナはずば抜けているのは科学によっても裏打ちされている。クラブのメディカルレポートではカンテの筋繊維の密度が他の選手に比べて非常に高く、長らくスポーツ選手を見てきたスポーツドクターもカンテの異常な肉体に驚いたという。

そしてカンテのディフェンスを支えているのが、予測能力の高さだ。カンテは頻繁に自身のポジショニングを確認し、積極的にインターセプトも狙う。カンテが何人もいるという表現はカンテのカバー範囲の広さを表すとともに、カンテの先回りする守備能力の高さも示している。ボールホルダーが一人目のディフェンダーを交わした後に進むコースを予測して、先回りして潰してしまうのはカンテの得意なプレーの一つだ。その先回りの能力の高さからカウンターの起点も瞬時に潰してしまう。カンテは現代サッカーで必要な4局面全てにおいて自身の予測能力を発揮し、「効果的な位置にいる」ことを可能としているのだ。

カンテはどこにでも現れているのではない。効果的な位置には先回りして必ずいるのだ

サッリ政権、コンテ政権で攻撃力が進化

カンテはミラクルレスターの影のMVPだった。非凡な守備能力の高さを買われ、チェルシーでも即戦力となった。一年目からリーグ優勝を果たすなど順風満帆なシーズンを送ったが、コンテ政権の調子が落ちていくとともに指揮官とのプレーの相違が目立ってきた。

コンテ政権で得点力不足に陥るとカンテが攻撃にも顔を出すようになったが、コンテは「彼にそのような役割は期待していない」とプレーを公の場で批判されてしまう。しかしこの時点からカンテの攻撃力は向上し始めていたのだ。

カンテが攻守で存在感を示すようになった頃、コンテの解任が発表された。サッリ政権の誕生である。サッリは欧州でも最も美しいサッカーをしていたナポリを率いていた人物で、ポゼッションを嗜好する。ここにきてサッリはコンテ政権と違い、カンテに攻撃面での貢献も求めた。ビルドアップに絡むことも重要したため、カンテの攻撃時のポジショニング能力、チャンスクリエイト能力が大幅に向上。サッリ政権でカンテはプレーの幅を大きく広げたのだ。

今シーズンのチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で見せたカンテの活躍は、サッリの下で進化することができたからなのだ。

次ページはカンテの感動のステップアップ、バロンドールや移籍これからの展望について!

チェルシー
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