【LaLiga第10節、11節】R・マドリード対オサスナ、エルチェ

イルッチョ語り
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学祭が控えててかなり忙しいのでメモ書き程度にサクッと描きました。一週間でラ・リーガ2試合のマッチレビューは厳しかったので甘えさせてください、、申し訳ないです。難敵オサスナと地味に金星を挙げるエルチェ戦をレビューします。

オサスナ戦〜スコアレスドロー〜

エル・クラシコに勝利してこれからのシーズンに弾みをつけたい気持ちと裏腹にいつもマドリーはこういう時に勝ち点を落とす。相手は好調オサスナ、今回もマドリディスタの戦前の心配事は杞憂には終わらなかった。

エル・クラシコでのバルベルデの負傷に加え、モドリッチを酷使したくないという思いから先発にはカマヴィンガが選ばれた。4-3-3の右IH。リール時代は右サイドでのプレーを好んでいたが、この日はなかなかうまくいかず、カードケアも含めて前半で交代。マドリーは終盤の前がかりになった時間を除けば基本はいつも通りのベーシックなタイプの4-3-3を起用。

バルベルデとカマヴィンガがIHを形成する新オプションの練度を高める時間を作るのは難しそうだ。

そんなマドリーに対してオサスナは5-3-2の3ラインのブロックを作って迎え撃つ。ラインも低く保ち、「失点せずにロースコアゲームに持ち込む」という硬い意志が感じられた。

今期ここまでの対戦相手の中で一番ヴィニシウス対策を徹底していたように感じる。幾度となくマドリーを苦しめたエルネスト・バルベルデはエル・クラシコの際、ヴィニシウスを警戒してすぐにセメドとセルジ・ロベルトのダブルチームで彼を封じるという修正を見せた。オサスナも同様、中盤3枚の素早いスライドと最終ライン大外の一枚でヴィニシウスをケアした。

5レーンをきっかり埋めるかつ超極狭なライン間を保ったオサスナの守備を崩すのは難しかった。マルセロの投入、オサスナの心身の疲労で後半終盤には得点の糸口を見出しかけたが、オサスナを攻略するよりも先にタイムアップとなってしまった。

この試合ではマルセロのポケットの取り方のうまさが確認できた一戦だったと思う。

しかし「エル・クラシコの後に勝てない」という嫌な流れを断ち切れなかったのが個人的にはすごく嫌だ。

エルチェ戦〜2-1の勝利〜

エルチェはオサスナと違ってまた異なるアプローチでマドリーを封じてきた。前からマドリーのビルドアップを牽制し、ショートカウンターで仕留める作戦。今シーズンはマドリー相手にでも自身のスタイルを崩さないチームが多く、エルチェもその内の一つだ。

マドリーはオーソドックスな4-3-3を選択。対してエルチェは流動的に動くマドリーの両インサイドハーフを逃さないように5枚で対応する。守備時5枚に並んだ中盤のうち大外がマドリーの両サイドバック、センターの脇2枚がモドリッチとクロースにガッチリマーク。センターバックの脇に彼らが落ちた時も中盤からマンツーマン気味に飛び出してマドリーの砲台を牽制。

この構造はよくはまりイマイチ試合に集中できていないマドリーからボールをかっさらいゴールに何度も襲いかかった。カゼミロに関しては相手を背負った際のプレーには一抹の不安があり、激しいプレスに晒された時には混乱することが多い。エルチェ戦でもカゼミロの集中力を欠いたミスから失点を招いてしまった。守備での貢献度の高さで目を瞑るべきかもしれない。。。

しかし、この構造は大外のヴィニシウス対策を特別とっているわけではないので覚醒したヴィニシウスにとってはエルチェは手に余る相手だった。マルセロも入った左サイドはもはやエルチェに止める術なし。結果はヴィニシウスのドブレーテでフィニッシュ

モドリッチも走りまくり、パス出しまくりで大活躍。モドリッチとクロースがいる中盤を前から潰しにかかるのはもはや愚策なのではないかと思い始めたこの頃。

マリアーノは点を取るという気迫が溢れていたがいささか空回り。彼がマドリーで成功したいという思いは本物なのだろう。正直ヨビッチが見たかったけどね、、

終わりに

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