第3節ベティスVSレアル・マドリード〜ラ・リーガの進化〜

イルッチョ語り

ラ・リーガ第3節レアル・マドリードのお相手は難敵レアル・ベティス。昨季はヨーロッパリーグ出場権も手にした言わずと知れたラ・リーガの実力者だ。昨季の対戦成績は1勝1敗、その1勝も薄氷の勝利でありラ・リーガを盛り上げるチームの一つである。

あらすじ

https://understat.com/match/17161参照

アンチェロッティは前節レバンテ戦の直後のインタビューで「レアル・マドリードは3失点してはいけないチームである。」と語った。前節で露呈した守備時の集中力の無さ、強度の低さ、各々の判断の精度の低さはシーズンを通してレアル・マドリードが向かい合う必要のある課題になりそうだ。ここ1週間でどれだけ守備面を改善できたのか注目される試合となった。

立ち上がりからベティスは勇敢で4-4-2をベースとしたハイプレスでDF陣のビルドアップを阻害しにいく。もちろんアンカーのカゼミロはケアしながら、奪いどころが定まればポジションを捨てリスクを犯してもベティスはプレスをかけにいく。前半はプレスに苦しみながらもヴィニシウスやイスコのドリブルから打開。それでも決定機は前半初っ端のヴィニシウスからベンゼマへの折り返しだけと、苦戦した。

後半に入ると前半でだいぶエネルギーを消耗してしまったベティスはかなりペースダウン。ダイナミズムが失われ隙をつき、マドリーが攻勢に転じる。前半のリトリート中心の守備とはうってかわってハイプレスを仕掛け、ベティスをカウンター中心に攻め立てた。そして試合が動いたのはやはり絶好調ヴィニシウスから。2人を引きつけてベンゼマへ折り返して、ベンゼマからのクロスにカルバハルがボレーを突き刺した。虎の子の一点を守り切り、見事にレアル・マドリードが勝利した。

不安視されていた守備もクルトワのビッグセーブと、ベティスが前半で力尽き、後半途中で前線総入れ替えしたこともあってなんとか無失点。しかしアンチェロッティは「前半は試合をコントロールしつつもインテンシティが足りなかった」と総評しており、さらなる守備の改善への意欲をのぞかせた。

アラバCBデビュー戦、ミゲルの左SB起用、気になる守備

ナチョが欠場したことにより今回アラバのCB初お披露目となった。「La Liga Freaks」で小澤さんが絶賛していたようにアラバの最終ラインでの駆け引きには目を見張るものがある。センターバックながら何度も動き直しラインを管理する様子はバイエルンでCBとしても不動の地位を築いていたクオリティの高さを感じさせられた。

あれだけ判断能力も優れた選手なのであるのだから、アラバのDFとしての能力は疑いの余地はない。対人でも強さを発揮しており、今季のDFの軸はアラバへとなっていくだろう。現在のマドリーの守備面でやや怪しい点がスライドやインテンシティといった中盤と最終ラインを包含した問題であるので、水面下で行われているであろう守備戦術の浸透を待つばかりである。

ミゲルは昨季同様、はかなり高いクオリティを見せた。高精度の左足でのクロスボールで決定機を創出。さらに1点目はミゲルがギリギリで相手に読み勝ったことで、始まった攻撃だ。深い位置で敵がいる状況でも冷静にプレーできていたので、やはり将来有望な左SBだ。ちなみにインサイドハーフも適性があるようなので、もしかしたらそのうち見れるかも?

後半はかなりインテンシティ高くゲームに望めていたが、前半はかなり物足りなかった。右サイドはベイルとバルベルデが横並びや縦関係になることが多いが、ここの連携がいまだに取れていない。バルベルデが気を利かせた前プレスを選択しても、ベイルがあとに続かなかったりとコミニュケーション不足感が否めない。先週も述べた右サイドでの攻撃面の連携、守備面での連携はまだ悲観する段階でもないし、段々と練度をましていくものだろう。更なる化学反応が非常に楽しみだ。

ヴィニシウス絶好調、他の攻撃陣の評価

今節もヴィニシウスの強烈なドリブルがチームの攻撃を引っ張っており、ベンゼマも流石の配給とゲームクリエイト(体が重そうだったという意見もあるが、アンチェロッティは高く評価)。ベイルはかなり存在感がなかったかなという印象。しかし前半はうまくベティスの攻撃を受けていなす立場だったのでベイルの出番が普段より少なかったのも事実。しかし攻撃の多くを左サイドに頼っているのは気がかりなので、右サイドの復活が待たれる。

イスコはドリブルが時折光るものがあるものの、低い位置での危険なボールロストが多かった。アンチェロッティは選手と付き合うのが非常に上手な監督なので、イスコを復活させてシーズンをうまく切り盛りしたいという考えがあるのだろう。インサイドハーフは完全に枚数が足りないのでイスコ、アセンシオのコンバートが上手くいくかがおそらく今シーズンのマドリーを占うとみた。

アザールは出場時間が短かったが個人的にはもっとエゴを出していいと思う。ベンゼマとの連携はもう素晴らしいものになっているので、お膳立てではなく「自分が試合を決める」というエースの使命感的なのを取り戻してほしい。早く150億円以上の投資に見合う活躍が見たいものだ。

カゼミロのエルナンデス主審へのタックルは忘れない

カゼミロが後半に入ってエルナンデス・エルナンデス主審に華麗なスライディングタックルを決めたのはレアル・マドリードの今シーズンNo1の珍事だろう。

あのカウンターを受けそうな場面でカゼミロはスライディングタックルをせざるを得ないし、何よりあんなところにポジショニングしていた主審にも少し驚いた。ただ今シーズンに入ってからラ・リーガのインテンシティが強烈になってきて、スピード感もプレミアリーグに似てきているので主審の対応が難しくなってきてるよね、、、

カゼミロがめっちゃニコニコで主審に手を差し伸べる姿は面白かったです。

こういった思い出もぜひブログに記録していきたい。

不安募るエンバペ移籍話

この記事執筆時点で移籍市場閉幕まであと2日。エンバペの移籍というビッグイベントを前に現在の心境を書き留めておきたい。エンバペがきた暁いは、きっといつか懐かしめるいい思い出となるだろうから。

エンバペがメッシとともにピッチに立った。マドリーはPSGに対し3度目のオファーを出すも沈黙を貫いている。エンバペはレアル・マドリードに行きたいと公にしているし、契約は延長しないと言っているからといって気長には待てない。それだけエンバペが今欲しい。この上なく、エンバペ獲得に近づいているという期待感に加えて、何よりフリーになるのを待つ1年間エンバペが心変わりしない保証もない。

今シーズンのマドリーはアラバを獲得して以降、エンバペ獲得にフルパワーを注ぎ移籍市場でも沈黙を貫いた。なのにPSGに振り回されて対価なしはあまりにも悲しい。ロナウド移籍の当て馬にされたシティの姿を見ると、なお一層エンバペを獲得してほしい。

オドリオソラへ

新シーズンへ向け更なる人員整理が行われた。オドリオソラのフィオレンティーナへのレンタル移籍だ。どちらかというと記録に残るというよりも記憶に残るタイプの選手だった感は否めないが、間違いなく彼はマドリディスタに愛されていただろう。

レアル・ソシエダでブレイクして若くしてレアル・マドリードとバイエルンといったメガクラブに立て続けに挑戦することとなったのは少しキャリアを見れば不運だったかもしれない。しかしフィオレンティーナのような規模のチームではまだ、活躍する機会が十分に提供されると思うので活躍を願いたい。

朗報を待ってます。

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