経歴
フィル・フォーデンの幼少期は常にサッカーと一緒だった。5歳の頃からストリートで友達とサッカーをし、技術を磨いた。買い物にいくにも常にサッカーボールと一緒だったストックポートの少年のシティでのキャリアは8歳から始まる。
8歳の時、学校でマンチェスターシティにスカウトされる。2014年シティがシティ・フットボールアカデミーを設立すると、フォーデンを取り巻く環境は大きく変わっていく。学校、居住スペース、12面のアカデミー用の練習コートを要するアカデミーには世界中から多くの有望な若手が集まる。
競争の激しい世界の中フォーデンは当時を次のように回想している。
朝起きるとすごく不安な歩もあれば、逆に自信に満ち溢れた日もある。今でも不安だった日々を思い出すよ。昔はとても小柄でフィジカル面に悩むことも多かったからね。
dazn football freaks
自信と不安が交錯する日々の中、フォーデンは大きく成長していく。
2017年プレシーズンであるが17歳で見事トップチームデビュー。U17W杯では3ゴール2アシストの大活躍でチームを初のワールカップ優勝に導くととも、個人でも大会最優秀選手賞を受賞。その年代ではフォーデンが最も高く評価されていて、ぶっちぎりのエースだった。
その1ヶ月後、自信に満ち溢れたまま17歳でチャンピオンズリーグデビューを果たす。速すぎるステップアップに本人は次のように語っている。
本音を言うと、慣れるまで一年くらいかかった。ファンのような気分だった。
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その後、シティでプレミアリーグ連覇を果たす。
フォーデンのボールボーイ時代
もちろんフォーデンはアカデミー出身であるので、エディハドスタジアムのボールボーイをやっていて多くのシティの伝説をピッチレベルで見てきた。本人は今でもボールボーイ時代に見ていたアグエロと一緒にプレーしているのが信じられないとか。
またコンパニがダービーマッチで決めたヘディングシュートの場面もフラッグ付近にいて、信じられない経験だったと語っている。
リヴァプール戦の後にはボールボーイ時代を懐かしむようなツイートを投稿。
How it started How it’s going pic.twitter.com/QUfHqjxuAP
— Phil Foden (@PhilFoden) February 7, 2021
二十歳らしさも残る
フォーデンはたびたび問題行動をスキャンダルされることがある。コロナ禍出なければ問題視されることではないが、ルールはルール。イングランド代表に衝撃を与えたスキャンダルはフォーデンが記念すべきイングランドA代表デビューを果たしたその夜に宿舎に女性を招き入れたこと。グリーンウッドも在籍していたが、フォーデンは若くして妻子ある身であるので余計に大きなスキャンダルとなってしまった。またイングランドの若き至宝たちはそれらの女性が友人であると公言している。
またある時にはソーシャルディスタンスが義務付けられている英国内でビーチの一般人とサッカーをしたことが晒されてしまった。ファンからの一対一に応え、ボールを奪い合う様子が写真で晒されてしまい、クラブはこの行動を叱責。
フォーデンのまだプロフェッショナルなサッカープレーヤーとしての自覚が足りない行動には若さも感じられる。サッカー選手のアスリート化が進み、悪童と呼ばれる存在がサッカー界にあまり見受けられなくなってきているのに筆者自身も少し寂しさを覚えている。おそらくフォーデンは悪童と呼ばれる存在にはならないだろうが、若気の至りを見せる姿に筆者は少しスター性を変に感じてしまった。
ちなみにフォーデンは20歳の時点で妻子持ち!結婚と子どもの誕生が早いサッカー選手の中でもめちゃくちゃ早い方だ!
終わりに
フォーデンが初めてトップチームに帯同してた際には、他の選手が高級ブランドのバッグを身につけている中、一人だけシティのエンブレムがデカデカと描かれたリュックを背負ってまだあどけなさが残っていたのに、今ではシティを代表する選手にまで覚醒していて、若さってすごいなと思いました。
1歳年上だけのフォーデンを見習うぞー