今回はステップアップ間違いなしの期待のスペイン産若手ドリブラーのジェレミ・ピノのプレースタイルについて徹底解説!久保建英からポジション奪った超新星の移籍の噂やラブラブすぎる彼女についてもご紹介いたします!
基本情報・成績
ポジション:右ウイング
所属:ビジャレアル
ビジャレアルのカンテラ育ち
スペイン代表
生年月日:2002年10月29日
市場価値:3000万ユーロ
ビジャレアルでの成績:53試合9ゴール4アシスト
プレースタイル
切れ味あるドリブラー
ジェレミ・ピノのプレースタイルを一言で表すとするなら「ドリブラー」がふさわしいでしょう。
左右両翼でプレーすることができ、独特なタッチでの狭い局面での打開、スピードに乗った状態でのドリブルどちらも得意としており、さらにはカットインも縦にも仕掛けられるオールラウンドなドリブラーです。低い重心から繰り出される独特のリズムのドリブルに対し、足を出すのはDFにとって非常に勇気がいるでしょう。
基本右足で持って縦に仕掛けたりカットインしたりして味方へラストパスを出すのを得意としています。タッチも滑らかでまさに「技」で抜くといったタイプのドリブルです。個人的には北アフリカ系の選手に多く見られるヌルヌルドリブルと似てる気がします。基本右足だけど変幻自在って感じが特に掴みどころのないアルジェリアやモロッコあたりの選手のドリブルと共通しているような。
またフィニッシュに関しても高レベルで20-21シーズンには5.54xGの中、8ゴールを叩き出しています。また彼の全体のシュートの44%が枠内に飛んでいます。少ないシュート数でもピノは脅威になることができる選手です。昨季の最終節のレアルマドリード戦でも豪快なゴールを見事に突き刺していました。彼のフィニッシュスキルに関しては必要な水準にすでに達しているといえるでしょう。
すでにA代表デビュー
若くしてすでに代表に呼ばれているジェレミ・ピノですが、彼のプレースタイルは今のスペイン代表に非常にマッチしていると思います。エンリケエンリケ政権になってからは中に絞ってビルドアップに貢献する、パスワークで崩すと言ったようなウイングの起用は大幅に減少しました。
ブライアン・ヒル、フェラン・トーレス、オヤルザバルらといった高いテクニックとスピードを持ったアタッカーが好まれていますので、ジェレミ・ピノは現在のスペイン代表の特性と合っている選手です。UEFAネーションズリーグでのいきなりの準決勝での起用は彼のモダンなウイングとしての才能を評価されたものでしょう。
高い戦術理解度
ジェレミ・ピノがスペインA代表、ビジャレアルの2チームの指揮官に愛されている理由の一つに高い戦術理解度が挙げられます。
ご存知の通りエメリ監督はチームの規律面に関しては欧州でもトップクラスに厳しいです。攻守に渡ってエメリ監督はよくデザインしており、それを遂行できる選手だけがチームの中で主力として活躍できます。ピノはスタメン起用されまくっていますから、与えられたタスクを十分にこなせていることはご理解いただけるでしょう。
エメリ監督は例えばコーナーキックをゴールキーパーがキャッチした際のカウンターなどといった細かいところまでデザインすると言われています。そのような攻撃においてのこだわりにもピノは応えれているのでしょう。またパレホやパコ・アルカセルと連携して裏を取ったり、サイドに開いて自分の形を作ることも得意としています。このようにピノは攻撃時にも高い戦術理解度を発揮しています。
ビジャレアルが誇る守備時のソリッドなライン形成やパスカットしながらのハイプレスでも貢献することができ、ピノは1試合平均で26.08回ものデュエルを記録しています。またマークを捨ててでもチャンスとあらば、ボールを奪いに行く判断も早く正確です。