レアル・マドリード在籍時の評価
レギロンがレアル・マドリードに在籍していた頃は激動の時期だった。クリスティアーノ・ロナウドが抜け、誰もその穴を埋めることができずにいた時代。そこに一筋の光として現れたのが当時18歳であったヴィニシウス・ジュニオール。彼の爆発的な突破力の影で、ピッチ上の気が利く兄貴として彼をサポートし続けていたのがレギロンだった。彼とヴィニシウスの連携は凄まじく、レアルの左サイドは安泰だなとマドリディスタは感じていた。
ソラーリは縦に早くシンプルなサッカーを好み、ヴィニシウスはその中で輝いた。カウンター重視のサッカーでリスク管理も大事にしていたソラーリはDFラインからまずマルセロを外した。するとレアル・マドリードは勝ち続け、レギロンがDFラインにいる時の勝率は75%と言う報道も出て、正直マルセロよりもレギロンを支持する人は多かったように思う。ジダンが来てなぜレギロンが冷遇されたのかは正直理解できなかった。マルセロが単純に好みだった説が濃厚であるが、、、
このようにレギロンはマルセロよりも高い評価を受けていた。しかし、白い巨人は放出してしまった。現在、レアルのカンテラ出身の選手はナチョ、バスケス、カルバハルのみだ。貴重なカンテラーノをレアル・マドリードは失ってしまっていることが、マドリディスタの心に深く突き刺さり続けている。
そして何よりレギロンは今もなお、マドリーを愛してくれているのがマドリディスタに愛されている証拠。トッテナムに完全移籍する際にはマンチェスターUからもオファーがあったのだが「マンチェスターユナイテッドはレアル・マドリードの買い戻し条項が契約に含まれないから嫌だ」ということでトッテナムを選んでくれた。もうその契約条項は破棄されてしまったが、レギロンが復帰してくれるのはマドリディスタも嬉しいだろう。
何かとメディアで話題なる男
セルヒオ・レギロンといえば何かとメディアで話題になる。
一つ目はセルヒオ・ラモスブチ切れ事件だ。練習中の一幕でこの事件は起きた。ロンド形式で練習を行っていた中、レギロンは守備をしていた。外でボールを回していたセルヒオ・ラモスの元にボールが転がってくると、レギロンはそこへかなりアグレッシブなチャージを見せる。練習では怪我をさせるなんてありえない、相手はあのセルヒオ・ラモス!極めつけはラモスの鼻にレギロンの肘が思い切り入ってしまったのだ。
激昂したラモスは近くに転がっていたボールを思い切りけってレギロンの足に当て、レギロンは悲しそうな表情を浮かべそれを耐えるだけだった。後日、二人は和解しお互いを認め合う投稿をインスタグラムにポストした。
2つ目はクリスマスパーティ事件!
これはトッテナム移籍後の事件で、あのジョゼ・モウリーニョを怒らせた大事件だ。ロックダウンの中、ジョゼはレギロンに「クリスマスはイングランドで一人で過ごすのか?」と尋ねると、レギロンは「スペインには帰れないからね。一人で過ごすよ。」と答えた。それを案じたジョゼモウリーニョはレギロンに特大ハムをプレゼントした。しかし、メディアには禁止されている大規模なホームパーティにレギロンが参加していたのバレてしまっていたのだ。しかも、当日参加した女性インスタグラムの投稿には巧妙にもレギロンの部分だけ切り取られており、完全に確信犯だとバレてしまったのだ。
これを受け、ジョゼはレギロンには失望したとメディアに伝えたのでした、、、
そしてよくわからないのが世界の最もハンサムな顔100にノミネートされたこと!主催者の趣味嗜好がそのままランキングなることで話題になっている賞であるがレギロンがノミネートされるのは意外や意外。普段はネタキャラ感あるのに、、、
終わりに
レアル・マドリードと言う常に結果を求められるチームの中ではカンテラーノはもう居場所がないのかもしれない。レンタル期間の間に即戦力クラスの成長を遂げなければレアルには戻れない。
最近はどんどんレンタルに出されていく若手を眺めるのに嫌気が差してきた。いつだってクラブが成長するのは生きのいい若手が入ってきた時だ。今のレアル・マドリードには若手の風が足りないのがなんだかなあ。
この企画すると悲しくなっちゃうな。