【解説】ロドリゴ・ゴエスのプレースタイル、経歴、怪我

レアル・マドリード
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今回は久保建英のライバル的存在のロドリゴについて解説だい!プレースタイルと成績から始めるよ

基本情報

ポジション:右ウイング

ブラジル代表

生年月日:2001年1月9日

市場価値:4500万€

レアル・マドリードでの成績:43試合8ゴール9アシスト

プレースタイル

ロドリゴは20歳にして非常に洗練されたウイングだ。

巧みなポジショニング

ロドリゴとヴィニシウスの決定的に違う点はオフザボールだ。ロドリゴは常に相手がプレッシャーをかけづらい位置にいる。うちに絞ったり、外に張ったり、ポケットに走り込むなど回避方法は様々で若手とは思えないほど引き出しが多い。

ロドリゴは主にピッチ中央にポジションをとり、モドリッチや外側を駆け抜けるカルバハルと連携をして相手陣に侵入する選手だ。爆発力はヴィニシウスほどではないかもしてないが90分で考えた時、計算が立つのはやはりロドリゴだろう。

日本代表の長友選手もガラタサライ戦でマッチアップしたロドリゴを「ポジショニングの時点で勝負をつけられてしまう」と称賛していた

際立つ決定力

ロドリゴの素晴らしい点は決定力の高さだ。CLのガラタサライ戦で史上最年少ハットトリックを達成した時のように決定力の高さは若手の中でも抜けている。シュートの本数は多くなればより多くの点が望めるだろう。

ロドリゴのシュートは主にコース優先であるので威力が出ないことも多いが、かなりの確率で枠に飛ばすことができる。昨季のスーペルコパの決勝のアトレティコ・マドリード戦でのPKはロドリゴの技術と大胆さが表れていた。彼の放つシュートはコントロールカーブ気味でゴールの右隅上部のネットに吸い込まれていた。とてつもない精神力とキック精度だ。

またワンタッチシュートにもうまさが詰まっている。アウトサイドでキーパーから遠ざかっていくという意外性のあるものや、豪快だが繊細なコントロールの効いたシュートなどだ。

シンプルな巧さ

ヴィニシウスのプレーはものすごく華やかだ。それに対して、ロドリゴのプレーは淡々としていて冷静そのもの。

処理の難しいボールでも当てる面を工夫していとも簡単なようにトラップしてしまう。狭い中での、プレーはクレバーでまずパスを選択する。リスクを犯すような判断はまず下さない。

またわずかなフェイントで相手の逆をつき、クイックネスでいなす技術はウィリアンを彷彿とさせる。また昨シーズンのチャンピオンズリーグのラウンド16でベンゼマへアシストをするまでのターンは芸術そのもの。発想力とそれを現実にする高いテクニックはブラジルならではであろう。

ロドリゴのルーツ・幼少期

ロドリゴは両親が17歳の時に生まれた子どもで一人っ子(ということは両親がまだ30代という驚愕な若さであることは置いておこう)。ブラジルでも屈指の賑やかな街のサンパウロに生まれる。ブラジルにしては珍しく、裕福な家庭に生まれ育ったロドリゴはサッカー選手であった父を見て育つ。

ロドリゴがサッカーを好まないはずもなく熱心な父親の指導のもとで才能を伸ばしていった。ロドリゴの父は実はレアル・マドリードの大ファンであった。そこでロドリゴの父は息子にレアルマドリードに在籍していたロビーニョのビデオを見せた。ロドリゴのアイドルがロビーニョになったのはこれが理由だ。

その後、ロビーニョの真似をする少年はフットサルクラブに入団する。この頃から前線でプレーすることに喜びを感じていたロドリゴは何歳も年上の相手を華麗なスキルムーブでかわし、さらに技術を磨いていった。フットサルで技術を磨く、これはブラジルのレジェンドなら誰しもが通ってきた道。ロドリゴは同じ道と運命を辿っていく。

ロドリゴはサントスに入団し、南米選手権の決勝トーナメントでブラジル人の最年少ゴール記録を樹立すると一気に世界中から注目を集める。そして憧れのクラブの門を叩いた選手がまた一人。それがヴィニシウスjrだ。加入1年目からのブラジル人の活躍に味をしめたレアル・マドリードは更なるブラジル人のタレントを狙った。こうしてロドリゴは白い巨人行きのチケットを手にしたのだ。

ガールフレンド、謎に包まれた私生活

ロドリゴはあまりにもメディア露出が少なすぎて私生活に関する情報が一切ない。サンパウロ州でスケートボードを楽しむ様子が目撃された程度しかなく、私生活の管理はしっかりしている優等生のようだ。

唯一わかる情報はロドリゴがスケートボードとサーフィンを好むアウトドア派なことだ。

またガールフレンドの噂についてだが、こちらも全く情報がない。一時期ロドリゴが同年代にも見える女性と仲睦まじく写真の映った写真が公開され、メディアも話題にしたが、実はそれは義兄弟だったことが判明。ここまで清廉潔白でスキャンダルもない選手はレアル・マドリードの中では久保建英くらいなものである。

怪我から復帰の見通しは??

ロドリゴは現在怪我の真っ只中。12月23日のラ・リーガのグラナダ戦で大腿二頭筋の腱を損傷してしいまい最大6週間の離脱とされていたが、現在もまだ復帰に至っていない。

個人的にはテクニカルファウルのような意図的にも捉えられる激しいチャージで怪我してしまったので、非常に残念だ。ロドリゴが怪我で離脱して以降、アセンシオが復調し、コンディションも上がっているのでチームは勝ち星をかろうじて重ねられたがウイングの枚数不足と攻撃力不足が大きな課題として残ってしまった。

終わりに

今シーズンのロドリゴの活躍も目覚ましく、インテル戦での決勝ゴールや次戦でのアシスト、ボルシアMG戦、バルセロナ戦でのアシストと得点能力に陰りが見えた分、決定機創出能力が開花。

はよ戻ってきてーロドリゴ君!

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