【解説】カリム・ベンゼマのプレースタイル、ヴィニシウスとの不仲説、フランス代表未招集理由など

レアル・マドリード
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基本情報

元フランス代表

ポジション:センターフォワード

生年月日:1987年12月17日

市場価値:2000万ユーロ

レアル・マドリードでの成績:541試合266ゴール140アシスト

フランス代表歴:81試合27ゴール

プレースタイル

ベンゼマのプレースタイルは長らく白い巨人の絶対的な存在として左サイドに君臨していたC・ロナウドの退団前と退団後で大きく異なっている。C・ロナウド退団後は自身のプレースタイルをアップデートして下のプレースタイルにフィニッシュ能力をはじめ、その他もろもろの能力を存分に生かしたスーパーベンゼマとなっている。

苦悩を経てフィニッシャーとして開花

現在のベンゼマの決定力は驚異的だ。C・ロナウド在籍時は主にロナウドのために最も得点の取れるスペースを作る動きが多く、目に見えた結果を残すことが難しかった。今のベンゼマはかつてロナウドが入り込んでいたスペースに主に飛び込んでおり、最も得点が取れるポジションで得点を取れている。またアップデートされたベンゼマはボックス内はもちろんエリア外の得点が非常に増えている

ベンゼマがエースとして認められるとは、正直自分も意外であった。クリスティアーノ・ロナウドが在籍していた最終年である17−18シーズンでは得点力が疑問視され、ラ・リーガでは折り返し第19節時点でわずか2得点で批判にされていた。そのうちファンからも決定機を外すたびにブーイングされ、クリスティアーノ・ロナウドからロナウド自身のハットトリックのかかったPKを譲ってもらうなどと苦悩する時間を過ごした。

白い巨人の新たなるエースは得点力は劣るもののクリスティアーノ・ロナウドという偉大なバロンドーラーと同様の働きを見せ、彼がいたポジションを上手に利用している

かつてドリブラーだった時のテクニック

ベンゼマはリヨン時代、圧倒的にドリブルに重きを置いた選手だった。その時代のテクニックはもはやセンターフォワードのレベルを遥かに超えている。

ドリブルのタッチは柔らかく戸田さんも「中盤の選手のタッチですね。」と称賛していた。アイデア力と巨体を生かしたフィジカルどちらも兼ね備えているので止めるのは不可能だ。

ストプレーも体を生かしたものだけでなく、高次元のテクニックも活かしているので非常にうまい

ベンゼマはまたサイドや中盤まで下がってきて、攻撃を活性化させる。サイドで一対一の局面になっても苦にしないし、中盤での多数対一も簡単にかわせる。

ベンゼマはもはやただのストライカーではない。

スペースを作る役割、前線で貯める役割、ビルドアップの補助、フィニッシャー、個人打開、これら全てを一人で行う攻撃の根幹なのだ。

続いてはヴィニシウスとの不仲問題、代表復帰までの経緯について!

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