【レアル・マドリード微ブレイク】ダニ・セバージョス

プレミアリーグ

今回はベティスで大活躍をし、マドリーへステップアップし、アーセナルに2年間のレンタル移籍に出されてしまっているスペインのトリックスター『ダニ・セバージョス』をご紹介。プレースタイル、成績、マドリー時代の評価も!

基本情報、成績

スペイン代表

ポジション:インサイドハーフ、ボランチ

生年月日:1996年8月7日

ベティス時代の成績:105試合7ゴール9アシスト

現所属:レアル・マドリード

レアル・マドリード時代の成績:56試合5ゴール2アシスト

アーセナル時代の成績:61試合2ゴール3アシスト

市場価値の変化:ベティス退団時(1700万€)→レアル・マドリード退団時(300万€)→アーセナル時代(最高額5000万→€現在3200万€)

プレースタイル

セバージョスの最大の魅力は圧倒的なテクニックアイデアだ。まず圧倒的なテクニックについてだ。セバージョスはマドリー時代はインサイドハーフ、アーセナル時代は2ボランチの一角をよく務めているが、彼のキープ力によってチームに主導権をもたらすことができる。爆発的な突破などと言うわけではなく、後ろから来るディフェンダーを軽くいなしたり、多数に囲まれている状況を最も簡単にすり抜けることができる。簡単なボディフェイントや足の向き、状態を生かして相手を釣るといった具合だ。

アイデア力も凄まじい。セバージョスは自陣からぼビルドアップでもチームに貢献することができるが本領発揮と行くのはゴール前、バイタルエリアだ。鋭いスルーパス、ちょこんと浮かしたチップキックのようなパス、また抜きパスなどと選択肢も豊富。これらの他にセバージョスのアイデアで我々の想像を超えるようなパスも演出できる。ボランチ起用であればビルドアップの段階でビシバシパシを繋ぎ、味方から預けられてもまず奪われない。

シュートはまだまだ発展途上といった具合で、時折ミドルシュートやボックス内に飛び込んでシュートを決めるものの量は多くない。やはり決定機創出に長けた選手である。

守備面に関してだが、意外とカバー範囲は広くワイドのカバーにも気を利かせて走ることができる。しかし、フィジカル面では決して高くないので守備力のあるゴリゴリの相方が必要。体格の割には意外とハードのなスライディングタックルを極めたりする。中盤のトリックスターにも関わらず闘志を爆発させる選手なので、セバージョスの存在はチームにとってもプラスだろう。

経歴

セビージャのユースチームに入団するが身体的問題故に退団する運びとなり、ベティスでラ・リーガデビューを果たす。ベティスでは他の選手が身につけていた10番のユニフォームを強奪するなど負けん気の強さを露骨に表した。チームの中で王様となり輝きを放つと、FCバルセロナとレアル・マドリードがセバージョス獲得に身を乗り出す。レアル・マドリードにこの競争に勝ち、アセンシオに続きバルセロナとの若手争奪戦に勝利したことは大きく話題に。

レアルマドリードに鳴り物入りで加入するが、ジダン政権で出場機会が全くもらえないまま1シーズン目を終えてしまう。その後ジダンの電撃退任によって、ロペテギ政権に変わるとスターティングメンバーまで昇格。エル・クラシコやリーグ初戦にも出場するなどロペテギからの信頼を手に入れる。しかしそのロペてギ政権も失脚し、シンプルさを大事にするソラーリ政権に変わるとまた出場機会を失う。さらに、ソラーリ政権も失脚、宿敵ジダンが英雄に戻ってきたところでセバージョスの1度目の白い巨人への挑戦は終わってしまった。

アーセナルにセバージョスは救世主としてやってきた。アーセナルで数字には残らずもチャンス創出能力や中盤での安定感や攻撃を促進させる能力を認められて、シーズン終盤にはアーセナルで重要な存在へと成長する。そこでFAカップ優勝コミニティシールド優勝とアーセナル悲願のタイトル獲得に貢献した。

しかし翌シーズンはパーティの加入、ジャカのパフォーマンスの向上もあって試合の出場数が激減。アーセナルの低迷とともに、自身のパフォーマンスも落ち込んだままシーズンが終了してしまった。さらにオーバーエイジとして招集されたオリンピックで殺人タックルを喰らい負傷。スペイン代表でもアピールできずにシーズン突入。怪我も抱え、セバージョスにとって苦しいシーズンになりそうだ。

マドリー時代の評価

マドリディスタからのセバージョスの評価はおそらく低いだろう。試合にもあまり起用されなかったし、印象的な働きができていなかったからだ。試合に出ていても、やはりマドリディスタの目はルカ・モドリッチという偉大なプレーメイカーがいたため評価も厳し目になってしまう。セバージョスが積極的に起用されたのがロペテギ政権だけと言うのも判断を難しくさせる。

ジダンとの関係悪化も報じられた中でレアル・マドリードに残らないといった判断は妥当であったと思う。アーセナルではコンスタントに出場機会を重ね成長したが、レンタル2年目で完全に自分の居場所を失ってしまった。レンタルも終了し、レアル・マドリード残留という結果になったが出場機会は全く保証されていない。怪我で出遅れていることもあり、セバージョスの中でも厳しいシーズンとなりそうだ。

終わりに

ジダン政権は1度目も2度目もベテランを中心としたチームづくりとなっているので、若手には非常に厳しい政権だ。レアル・マドリードはジダンの後任としてカスティージャの監督ラウール・ゴンザレスを計画しているというが、そのほうが若手を積極起用して面白いかもしれないと最近思い始めました。

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