【解説】カゼミロのプレースタイル、凄さ、評価、経歴を紹介!

レアル・マドリード
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基本情報

ポジション:アンカー、ボランチ

レアル・マドリード所属

背番号:14

ブラジル代表:

生年月日:1992年2月13日

市場価値:7000万€

レアル・マドリードでの成績:307試合30ゴール27アシスト

ブラジル代表での成績:60試合4ゴール

プレースタイル

世界一の潰し屋

カゼミロのタックルは世界一だ。相手に腰を当てるタイミング、体の強さを生かして相手を吹き飛ばす。カゼミロのタックルはパワーまかせといった代物ではない。相手の細かな動作を見抜き、予測して相手を自らの狩場に誘導する。またペナルティエリアの中でも足を出すことを恐れない。一瞬PKかと思ってしまうも、カゼミロはしっかりと正当なチャレンジをしており、何度エリア内でメッシを止めたことか

またカゼミロの守備で特徴的なのが積極的に足を出す点だ。カゼミロは意外にも足が長く、タックルもその分非常に深くなる。相手が取れないと思っているところに、長い足をねじ込んで取り切ってしまう

シュートブロックも一級品。ギリギリまで体をはり続け、最後の最後までシュートコースを狭めるために足を伸ばす。その優れた観察眼をいかしたシュートブロックで何度もマドリーは救ってきた。

空中戦での強さ

彼の打点の高いヘディングはセットプレーで大きな武器になる。類い稀なるバネを生かした打点の高さは他の選手より頭ひとつ抜けていて、しっかりとボールを叩きつけるのでゴールキーパーも取りづらい。

また得点が欲しい時は、アンカーの選手ながらボックス奥の大外に走り込んで強烈なヘディングを相手に見舞うことも。オープンプレー、セットプレー両面でカゼミロの高さは武器となっている。

理不尽な得点も

カゼミロの代名詞といえばゴラッソだろう。しかもなぜか重要な試合で得点することができる。チャンピオンズリーグのナポリ戦でのスーパーボレー、CL決勝のユベントス戦でのラッキーミドルシュート、アトレティコ・マドリード戦でのオーバーヘッドキックと得点パターンも様々。

多くの試合では望みの薄いミドルシュートを放ち、マドリディスタを苛立たせるが、ここ一番での勝負強さは異常だ。こぼれ球の反応もよく、時折ストライカーのような素振りを見せる。

カゼミロの凄さ、評価

カゼミロの凄さは形容し難い。それほどまでに彼はマドリーに貢献している。カウンターも一人で止めてしまうことも度々あるし、事前にカウンターの芽を摘む時もある。カゼミロを一人中盤に置いておけばカウンターの失点は激減する。

ディフェンス面でのデータも凄まじい。1試合あたりのインターセプト数は1.9回と圧倒的な数字を残している。今シーズンもおそらくラ・リーガのタックル王はカゼミロであろう。それに加えて、前述した得点力の高さもマドリディスタから評価が高い理由だ。

またイエローカードが非常に多い選手だが、相手の攻撃を止めてしまうのさすが。潰し屋でファウルも多いが退場したのはわずか1回。エル・クラシコで2枚目のイエローカードをハンドで貰った時くらいだ。なぜか2枚目のイエローカードをもらうことのないカゼミロの審判との駆け引きも要注目だろう。ちなみにイエローカードをもらいそうな時は、大体クロースかモドリッチが止めに来るぞ

カゼミロの不安視されている点はプレス耐性の低さだ。カゼミロはそのプレス耐性のなさからビルドアップ時には一列高いポジションを取ることが多く、トニルカコンビに攻撃の組み立ては任せている。不用意なパスもたまにしてしまうので、この2つの点が改善が見込まれる。特に謎のヒールパスを試合中多発する時あり、時折危険を招くのでここも改善してほしいものだ。

しかし、この点を差し置いてもカゼミロは偉大すぎる。マドリディスタでカゼミロを軽視している人はいないだろう。

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意外な守備的MFになったわけ

12歳の時、カゼミロはFWの選手だった。ブラジルの名門サンパウロのトライアルを受けた時、カゼミロの大きなターニングポイントが訪れる。サンパウロのトライアルでコーチが「トレーニングマッチを行う。この中にFWの選手はいるか?」そう質問すると、40人くらいの選手が一斉に手をあげたという。 

プロの下部組織という狭き門をくぐるためにカゼミロは嘘をついたのだ。カゼミロはFWの選手の時に手を挙げず、一番人数の少なかったディフェンシブ・ミッドフィルダーの時に手を挙げたのだ。しかし、カゼミロはそれまでにFWしかやったことがなくディフェンシブ・ミッドフィルダーをやるのもこれが初めて。もちろんコーチはその嘘に気づいていて、カゼミロにこう尋ねました。

「君は本当にディフェンシブ・ミッドフィルダーなのかい?」

カゼミロは即答したそう。

僕はディフェンシブ・ミッドフィルダーだ。

ひょんな嘘からカゼミロのディフェンシブ・ミッドフィルダーとしてのキャリアは始まったのだ

参考動画はこちら

好きになるエピソードも

カゼミロは顔からなんとなく陽気さは伝わってくる。

クリスティアーノ・ロナウドとは母国語が共通しているので仲良く、ロナウドの”Siuuuuuuu”のゴールパフォーマンスでは一緒に少しヘンテコな”Siuuuuuuuuu”ポーズをしてマドリディスタを笑わせてくれる

個人的に好きなエピソードを紹介させてもらうと、カゼミロが初任給で初めて買ったものはヤクルトだそうだ。幼少期は貧しくて飲むことができなかったがプロになった給料で家族の分も買ってあげたようだ。ヤクルトにずっと憧れを持ってた少年が今や白い巨人の絶対的な主力であるのはサッカー界のロマンだなあ。

こんな感じで嫌いになれないエピソード持っているカゼミロでした。

終わりに

カゼミロはマドリーになくてはならない存在、変えの効かない選手だ。刻々と迫るカゼミロの衰え、、、カゼミロの代役さがしがマドリーの急務だ。しかし世界的に見てもカゼミロほどのアンカーは存在しない。

マドリーはこれからnextカゼミロを育てるか、ワンアンカーシステムを変えるしか方法は残されていないのかもしれない。

あとは実はカゼミロの本名はカシミロでカゼミロはサポーターが間違って呼び始めた名が定着したかららしいですよ〜

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