【解説】アダマ・トラオレのプレースタイルやドリブル成功率、筋肉や、移籍、不調の原因は?

ウルヴス
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今シーズン、スタートから絶好調のパフォーマンスを見せているアダマ・トラオレのプレースタイルについて徹底解説!異色の存在のスペイン代表ウイングの驚きにドリブルスタッツや筋肉に秘密、昨季の不調とされた要因、注目の移籍話について展開する。

基本情報

所属:バルセロナ

ポジション:ウイングフォワード

スペイン代表

生年月日:1996年1月15日

市場価値:3000万ユーロ

20-21シーズンの成績:41試合3ゴール3アシスト

ウルヴスでの成績:135試合10ゴール18アシスト

プレースタイル

強烈なドリブル

アダマ・トラオレのプレースタイルはドリブラーが一番しっくりくるだろう。もはや世界を見てもアダマ・トラオレほど勝負ができるドリブラーはいないといっても過言ではない。ドリブル成功数は当然のように欧州5大リーグのトップに位置する。一人で戦況を大きく変えられるほどのクオリティを持っており、ドリブルからのチャンスクリエイト能力で右に出るものは数えられるほどだろう。クラブこそ、メガクラブというわけではないものの、アダマ・トラオレは世界的にも最も優れたドリブラーの一人であると認識してほしい。

世界最高レベルのスピードと世界最高レベルの体の強さ、足元の小技を融合させたのがアダマ・トラオレのドリブルの特徴だ。バルセロナのカンテラ育ちだけあって足元も若干あるのがトラオレの厄介なところ。豪快なルーレットやダブルタッチ、ボディフェイントどのスキルムーブもトラオレの足にかかればダイナミックに魔改造されファウルで止めるのがやっととなります。

19-20シーズンであるがトラオレはメッシを抜き、欧州5大リーグで最もドリブルを成功させた選手となった。メッシよりも出場時間が少ない中でのこの記録なので、いかにトラオレは異常かわかっていただけただろうか。さらにはドリブル成功率も驚異の75%を超える数値。翌年の良いデータは見つからなかったがこれに肉薄するデータを記録していることだろう。

ついでにドリブル成功率とドリブル成功数の相関図でもトラオレはずば抜けた数値を誇っている。

強烈なキック

トラオレはキックも大きな武器としている。その肉体に裏打ちされた強烈なキックから放たれるシュートは矢のようなスピードでボールに向かっていく。ワンステップで凄まじい威力のシュートを打つことができ、もはや理屈がわからない。低弾道ながら段々とボールがホップしていく強烈なシュートをトッテナムにお見舞いしたシーンが記憶に残っている方も多いだろう。

キックを生かしたクロスも得意としている。シュートと同じような威力の低空クロスを持ち味としており、今まで何度もチャンスを演出してきた。低空クロスだけでなくふんわりとした軌道のクロスももちろん精度が高く、サイドのレーンはもはやトラオレの独壇場だ。

驚きの肉体改造

アダマ・トラオレの肉体を見るととてつもないトレーニングを積んだのだろうと推測される方も多いであろう。しかし驚くことに今まで一度もウエイトトレーニングをしたことがないのだとか。スペイン時代は線が細かったが、イングランドに戦場を移してから徐々に肉体に変化が現れ、ここまでのマッスルになったようだ。

現在はコアトレーニングを主体に取り組んでいて休息や食事などによる栄養管理を通して、アダマ・トラオレ特有の驚異的なフィジカルを維持している。

20-21シーズンの不調とされる原因は?

トラオレは爆発的なドリブルによる単純な突破もウルヴスのれっきとした攻撃パターンの一つだ。。19−20シーズンはプレミアリーグ37試合4ゴール9アシストと大爆発したのに対し、20-21シーズンではプレミアリーグ37試合2ゴール3アシストと物足りない数字にスケールダウン。25節時点までノーゴール、ノーアシストと絶不調かと思われた。

しかしトラオレ自体は目に見える数字は残せないものの、ドリブルでのチャンスメイクは健在。上記で示した2つ目のデータは20-21シーズンのものなので、ドリブルも不調というわけではない。となると何が要因だったのか。

最大の要因に挙げられるのが相方であるヒメネスの長期離脱だ。ヒメネスが最前線でトラオレのボールに飛び込んでくれて、時にはアダマ・トラオレをお膳立てしくれる。トラオレとヒメネスのペアによって相互に生み出されたゴール、アシストは7に登り、19-20シーズンでは欧州で最も洗練されたペアだ。このコンビは当時のデブライネ、アグエロのペアを超えていたのだ。

ラ・リーガに天災が上陸

アダマ・トラオレは21-22冬の移籍市場、多くの人はトッテナムに移籍するものだと思っていたに違いない。3000万€という金額でクラブ間合意は既にされていて、後はトラオレが「OK, 僕はトッテナムに移籍するよ」と返事さえすれば彼の新天地はロンドンになっていたはずだ。

もはやトッテナムのお家芸のような移籍寸前で強奪される最悪の展開がまた怒った。しかし相手がトラオレの古巣であり、憧れのクラブであるバルセロナであれば部が悪い。トラオレは赤と青のユニフォームを纏い、世界最大レベルのクラブに身を置くことを決心したようだ。

初陣となったアトレティコマドリードとのEL圏争いの大一番ではいきなりの先発。右サイドでエルモソをボコボコにすると逆転アシストまで決めて、大車輪の活躍を見せた。続くエスパニョールとのバルセロナダービーにおいても劇的同点弾となるアシストを記録。

「サイドで戦わせたら敵わない」強烈な印象をラ・リーガファンに埋めつけている。レアル・マドリード所属のラ・リーガでは類を見ないほどのフィジカルエリートであるフェルラン・メンディとの頂上決戦が非常に楽しみだ。

終わりに

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